社会 第7章
資料・統計・史料読解
解説編
表・グラフ・年表・史料
図で復習する(本体)
解説を読む前に、図の日本語ラベルでもう一度構造を確認してください。文章は図で足りないところだけ補います。
題名・年・地域・単位・凡例をそろえ、数値の事実を読んでから、根拠のある範囲で理由を考える。
円・帯グラフは構成比を示す。割合が増えても実数が増えたとは限らないため、全体の値も確認する。
増減や転換点を読み、二つの線が同じ動きでも、それだけで原因と結果を断定しない。
地図資料では実際の距離=地図上の距離×縮尺の分母。計算後に求める単位へ直す。
① 導入
地図・年表・表・グラフを横断して読み取る総合演習です。
② 基本概念
資料は題名・単位・年を確認してから比較します。計算では分母と単位をそろえ、記述では資料上の事実と推測を分けます。
④ 例題 解説
例1
題名で内容、単位で数値の意味、年で時点を確かめてから読む。
答え:a(題名・単位・年)
つまずき:答えの単位をつけ忘れる、または途中で単位を混在させる。
例2
120万人=1200000人。1200000÷600=2000。
答え:2000人/km²
つまずき:「2000人/km²」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
⑤ 基本問題 解説
復習1
地図の上はふつう北を表す。
答え:北
つまずき:「北」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
復習2
題名で内容、単位で数値の意味を先に確かめる。
答え:a(表の題名と単位)
つまずき:「a(表の題名と単位)」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
復習3
5÷20×100=25。
答え:25%
つまずき:「25%」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
復習4
年表では数が小さい方が古い。593<794。
答え:593年
つまずき:「593年」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
1
全体を100%として、部分の占める比率に直す。
答え:部分÷全体×100
つまずき:「部分÷全体×100」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
2
変化量を旧の値で割ると、基準時点に対する変化の割合になる。
答え:(新−旧)÷旧×100
つまずき:割合と実数、面積と人口を混同して断定する。
3
1km²当たりの人数に直すため、人口を面積で割る。
答え:人口÷面積
つまずき:「(新−旧)÷旧×100」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
4
各時点の値を線でつなぐと、増減の推移を追いやすい。
答え:a(時間による変化)
つまずき:「a(時間による変化)」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
5
棒の長さを並べると、項目ごとの量の大小を比較しやすい。
答え:a(量の比較)
つまずき:「a(量の比較)」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
6
円全体を100%として各部分の大きさを表す。
答え:割合(構成比)
つまずき:割合と実数、面積と人口を混同して断定する。
7
5cm×25000=125000cm=1250m。
答え:1250m
つまずき:「割合(構成比)」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
8
後の年から前の年を引き、1333−1221=112。
答え:112年
つまずき:「112年」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
9
二つが同時に変化しても、第三の要因や偶然による可能性がある。
答え:b(必ずしも因果ではない)
つまずき:「b(必ずしも因果ではない)」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
10
全体量が変われば、割合が増えても実数が減ることがある。
答え:実数と割合では示す意味が異なるから。
つまずき:割合と実数、面積と人口を混同して断定する。
11
地図中の記号や色だけでは対象が分からないため、その意味を対応させる。
答え:記号や色の意味を示す説明
つまずき:「実数と割合では示す意味が異なるから」と紛らわしい別解を選ぶ/書き方を崩す。
12
新しい人口から古い人口を引き、12000−8000=4000。
答え:4000万人
つまずき:「4000万人」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
13
増加量4000を旧人口8000で割り、4000÷8000×100=50。
答え:50%
つまずき:「50%」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
14
資料に示されていない原因や背景は、その資料だけでは確かめられない。
答え:a(正しい)
つまずき:「a(正しい)」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
⑥ 標準問題 解説
15
95万人=950000人。950000÷1900=500。
答え:約500人/km²
つまずき:「約500人/km²」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
16
大阪は900万÷1800=約5000、北海道は480万÷80000=約60なので大阪が高い。
答え:大阪府
つまずき:「大阪府」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
17
増加量は12600−12000=600。600÷12000×100=5。
答え:5%
つまずき:「5%」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
18
7cm×50000=350000cm=3500m。
答え:3500m
つまずき:「3500m」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
19
人口密度は人口÷面積なので、人口が多くても面積がさらに広ければ低くなる。
答え:面積によって人口密度が変わるから。
つまずき:質量と体積を割り算の上下で取り違える。
20
時点、数値の尺度、対象範囲が異なると同じ基準で比較できない。
答え:年・単位・地域
つまずき:答えの単位をつけ忘れる、または途中で単位を混在させる。
21
後の年から前の年を引き、1467−1274=193。
答え:193年
つまずき:「年・単位・地域」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
22
後世の解説ではなく、出来事の当時に当事者などが作成した資料を指す。
答え:同時代の当事者が作った資料
つまずき:「同時代の当事者が作った資料」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
23
指数は基準時の値を100とした相対的な変化を示す。
答え:100は基準であり、指数は実数そのものではない。
つまずき:割合と実数、面積と人口を混同して断定する。
24
確認できる内容と解釈を混ぜると、資料が示さないことまで事実のように見える。
答え:資料から確実に言える範囲を明確にするため。
つまずき:「100は基準であり、指数は実数そのものではない」と紛らわしい別解を選ぶ/書き方を崩す。
⑦ 応用・実力テスト形式 解説
25
Pは1800000÷6000=300人/km²、Qは900000÷9000=100人/km²。300÷100=3なので密度を量的に比較できる。
答え:P県がQ県の3倍高い。
つまずき:180万人を6000km²で割る前に「人」に直す。密度同士で比べる。
26
第一次産業の列はPが8%、Qが18%で、割合の差は18−8=10ポイント。割合の差は「%」ではなく「ポイント」で表す。
答え:Q県が10ポイント高い。
つまずき:18−8の差は「10%」ではなく「10ポイント」と書く。
27
(1) 180万人÷6000=300。(2) 90万人÷9000=100。(3) 都市型ほど第一次産業割合が低いと見て8%のPを選ぶ。
答え:(1)300人/km² (2)100人/km² (3)P県。第一次産業が8%とQ県より低いから。
つまずき:(3)は第一次8%のPが低い=都市型に近い、と結ぶ。
28
1950〜85年の増加率50%に対し、1985〜2020年は5%に下がっている。
答え:近年の人口増加は以前より緩やかになった。
つまずき:50%と5%を読み取り、増加の勢いが弱まったと読む。
29
作成者の立場、時代背景、目的によって、記録する内容や表現が偏る場合がある。
答え:史料の立場や目的による偏りを考えるため。
つまずき:誰が・いつ・何のために、を確認してから偏りを考える理由を書く。
30
(1) 資料の条件を定める三点を先に見る。(2) 同時変化だけでは原因を証明できない。(3) 読み取った事実を比較し、その後に理由を述べる。
答え:(1)題名・単位・年 (2)同じではない (3)事実→比較→理由の順で、断定しすぎず書く。
つまずき:(2)相関と因果は同じではない。(1)題名・単位・年を先に確認する。
⑧ 確認テスト 解説
1
60万人=600000人。600000÷2000=300。答え:300人/km²
つまずき:「(1)題名・単位・年 (2)同じではない (3)事実→比較→」と紛らわしい別解を選ぶ/書き方を崩す。
2
10×25000=250000cm=2500m。答え:2500m
つまずき:「300人/km²」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
3
時点ごとの値を線で結ぶと推移を追いやすい。答え:折れ線グラフ
つまずき:「2500m」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
4
構成比は部分÷全体×100なので、割る数は全体。答え:全体
つまずき:「折れ線グラフ」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
5
資料にない原因は、その資料だけでは検証できない。答え:よくない(断定しない)
つまずき:「全体」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
⑨ 完全解説
間違えた問は、資料の条件確認、計算式の分母、単位換算、事実と推測の区別のどこで崩れたかを特定しましょう。