要点編

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社会 第6章

中世

要点編

鎌倉〜室町・戦国への入口

要点編 — 参考書として先に読む。理解チェックができたら問題編へ。

まず①の図で構造を掴み、つづく②の要点本文で意味・手順・注意を読む。 ⑤の例題は、②で説明した内容だけを確認するためのものです。説明していない解法は出しません。

この章でできるようになること

  • 鎌倉幕府の成立(頼朝・守護地頭)を説明できる
  • 御恩と奉公の向きを説明できる
  • 執権政治を摂関政治と区別できる
  • 承久の乱・元寇の結果を説明できる
  • 室町幕府の成立と応仁の乱を説明できる
  • 下剋上の意味を言える
小学校の橋渡し(必要なら開く)
  • 年表は古い→新しいの向きで読む。
  • 人物名だけでなく、その人が何をしたかをセットで覚える。

① 図で構造を掴む

図の日本語ラベルで全体の関係を先に見てください。細部の意味・使い方は②の本文で説明します。

御恩と奉公

将軍→御家人へ領地保護(御恩)。御家人→将軍へ軍役(奉公)。

執権政治(中世側)

北条氏が将軍を補佐し実権を握るのが執権。左の摂関(藤原氏)と混同しない。

中世の位置(年表)

この単元の範囲は鎌倉〜応仁の乱。奈良・平安は前の単元(古代)。

② 要点(本文)

この章の学習内容はここが本体です。例題・問題編は、ここで読んだ内容を使う練習です。

1.鎌倉幕府の成立

源頼朝は、1185年に守護・地頭を置き、1192年に征夷大将軍となって鎌倉幕府を開いた。幕府とは武士が政権を握る仕組みである。守護は国ごと、地頭は荘園・公領ごとに置かれた役職である。人物名だけでは不十分で、「1192年・征夷大将軍・鎌倉幕府」をセットで覚える。鎌倉と室町では開き手が違う(頼朝と足利尊氏)。成立→主従→執権→元寇の順で因果を追う。

2.御恩と奉公

将軍→御家人へ領地を保護することが御恩。御家人→将軍へ軍役を果たすことが奉公。向きを逆にしない。「誰が誰に何をするか」を矢印で書くと混同を防げる。御恩と奉公はセットで覚え、一方だけ暗記しない。主従関係の基本語として鎌倉時代全体の理解の土台になる。御家人は領地を守ってもらう代わりに軍役を果たす、という主従の基本関係である。

3.執権は北条氏

将軍を補佐し実権を握るのが執権で、鎌倉では北条氏が担った。摂関政治(藤原氏が天皇を補佐)と対象が違う。平安の摂関と鎌倉の執権は、補佐する相手と一族名で区別する。1221年の承久の乱のあと、北条氏の執権政治が強まった。1274年文永の役・1281年弘安の役は北条時宗が指揮した元寇(元=モンゴルの襲来)である。年と役名と執権名をセットで覚える。

4.元寇のあとから応仁の乱へ

元寇で防衛したが新しい恩賞が少なく御家人が苦しんだ。1297年永仁の徳政令は一時的で、幕府弱体化の一因となった。1333年に鎌倉幕府は滅亡し、1338年に足利尊氏が将軍となって室町幕府が始まる。1467年の応仁の乱のあと下剋上が広がり、戦国へ向かう。下剋上は実力者が上の身分を倒して地位を奪う風潮である。応仁の乱は室町時代の出来事であり、鎌倉の出来事と混同しない。

③ 公式・用語

名称内容メモ
鎌倉の成立1185年 守護・地頭 → 1192年 源頼朝が征夷大将軍
元寇1274年 文永の役 → 1281年 弘安の役
室町へ1333年 鎌倉滅亡 → 1338年 足利尊氏が将軍 → 1467年 応仁の乱
年数新しい年 − 古い年 = 経過年数
用語意味
源頼朝1192年に征夷大将軍となり鎌倉幕府を開いた人物。
御恩将軍が御家人の領地を保護すること。
奉公御家人が軍事奉仕すること。
執権鎌倉幕府で将軍を補佐し実権を持った地位(北条氏)。
守護・地頭守護は国ごと、地頭は荘園・公領ごとの役職。
元寇1274年・1281年の元(モンゴル)の襲来。
足利尊氏1338年に将軍となり室町幕府を開いた人物。
下剋上実力者が上の身分を倒して地位を奪う風潮。

④ 解く手順

中世の因果手順

  1. 幕府の課題を一文で書く。
  2. 将軍・執権・御家人の誰の話か決める。
  3. 国内政治と対外関係を分けて結果を書く。

摂関と執権の見分け

  1. 誰を補佐するかを見る(天皇か将軍か)。
  2. どの一族か見る(藤原氏か北条氏か)。
  3. 時代が平安か鎌倉かを年表で確認する。

定期・実力テストで点にする手順

  1. 学校ワークを1周し、わからない問に×、あやしい問に△の印をつける
  2. 印の問題だけを答えを見ずに2周目する(ここが得点に直結する)
  3. 本アプリの⑦で条件整理・記述・複合を練習する
  4. ミスを知識不足/読み違い/ケアレス/時間不足に分け、対策を変える

⑤ 例題(②の確認)

各例題は②で説明したルール・手順だけを使います。解けないときは答えを見る前に、②の該当項目へ戻ってください。

例題 1基本

1192年に征夷大将軍となり鎌倉幕府を開いた人物は誰か。

考え方・答えを見る

まず1185年守護・地頭。次に1192年将軍。だから源頼朝。

答え:源頼朝

例題 2基本

将軍が御家人の領地を保護することを何というか。

考え方・答えを見る

将軍→御家人の向きが御恩。逆(軍役)は奉公。

答え:御恩

例題 3基本

1274年・1281年の襲来を何というか。

考え方・答えを見る

文永の役→弘安の役。執権は北条時宗。

答え:元寇

例題 4標準

摂関政治と執権政治のちがいを述べなさい。

考え方・答えを見る

まず補佐する相手、次に一族名を書く。

答え:摂関は藤原氏が天皇を、執権は北条氏が将軍を補佐する

例題 5応用

1467年の戦乱のあと広がった風潮は何か。

考え方・答えを見る

応仁の乱→実力者が上を倒す風潮。だから下剋上。

答え:下剋上

⑥ 模試・定期テストでの使い方

この単元で点を取るための使い方です。計画の全体像は得点アップの技術も併せて確認してください。

学力向上テクニック(社会)

  • 用語は丸暗記で終わらせず、「なぜそうなるか」「何の結果か」の因果でつなぐ。
  • 地図・統計は見出し→単位→比較対象の順。数値の大小だけで断定しない。
  • 歴史は出来事の前後関係を年表で押さえ、政治・文化・対外関係を分けて整理する。
  • 中世は武士政権の変化と対外関係(元寇など)を因果で。
  • 荘園・守護など用語を役割で説明する。

全体の計画の立て方は得点アップの技術を見てから、この章の問題編へ進みましょう。

  • 中世は武士政権の変化と対外関係(元寇など)を因果で。
  • 荘園・守護など用語を役割で説明する。
  • 御恩と奉公は「誰が誰に何をするか」で覚える。
  • 元寇は年と執権名をセットにする。
  • 鎌倉と室町で開き手(頼朝/尊氏)を区別する。
  • 承久の乱と元寇の順序を年表で確認する。
  • 用語は丸暗記で終わらせず、「なぜそうなるか」「何の結果か」の因果でつなぐ。
  • 地図・統計は見出し→単位→比較対象の順。数値の大小だけで断定しない。

⑦ よくあるミス

  • 御恩と奉公の向きを逆にする。
  • 摂関と執権を混同する。
  • 応仁の乱を鎌倉時代だと誤る。
  • 文永の役と弘安の役の順を逆にする。

⑧ 理解チェック

  • 鎌倉幕府の成立を説明できる
  • 御恩と奉公を説明できる
  • 執権政治を説明できる
  • 承久の乱の結果を言える
  • 元寇の年と結果を言える
  • 室町幕府の成立を言える
  • 応仁の乱と下剋上を言える

⑨ 問題編へ

「中世」の②の要点が頭に入ったら、問題編で手を動かしましょう。

問題編を開く →
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