要点編

読んで理解チェック → 問題編へ。セクション名タップで到達記録。

社会 第3章

日本の地形・気候

要点編

山地・平野・四季と災害

要点編 — 参考書として先に読む。理解チェックができたら問題編へ。

まず①の図で構造を掴み、つづく②の要点本文で意味・手順・注意を読む。 ⑤の例題は、②で説明した内容だけを確認するためのものです。説明していない解法は出しません。

この章でできるようになること

  • 日本の主な地形を区別できる
  • 日本の位置と国土の特徴を説明できる
  • 日本海側と太平洋側の気候を比べられる
  • 瀬戸内・中央高地・南西諸島などの特徴を読める
  • 地形と災害・暮らしを結び付けられる
小学校の橋渡し(必要なら開く)
  • 山・川・平野の位置を身近な地図で確かめる。
  • 天気予報の雪や晴れの分布を日本地図と重ねる。

① 図で構造を掴む

図の日本語ラベルで全体の関係を先に見てください。細部の意味・使い方は②の本文で説明します。

日本の位置と国土

東西南北に長い国土と地方の位置を確認し、緯度や海との関係から気候の地域差を考える。

② 要点(本文)

この章の学習内容はここが本体です。例題・問題編は、ここで読んだ内容を使う練習です。

1.山地と平野

日本は国土の約7割が山地で、平野は河川の下流や海岸沿いに限られて広がる。都市や農地は平野に集まりやすい。地形図では等高線の間隔が狭い所が急斜面、広い所がなだらかな土地と読める。山地と平野を同じ土地利用だと考えない。標高が100m上がると気温は約0.6℃下がる。したがって標高1000mの地点は、海抜0mより気温がおよそ約6℃低い。日本の三大平野(関東・濃尾・大阪)の位置も地図で確認する。

2.川と海岸

日本の川は短く流れが急なものが多い。河口に平野が広がり、海岸は太平洋側・日本海側・瀬戸内などで形が異なる。リアス海岸は湾が入り組み、港や漁業との関係を考える材料になる。川の上流(山地)と下流(平野)の地形のちがいも地図で確認する。短い川は氾濫しやすく、治水との関係も説明できる。河川の上流は谷が深く、下流ほど流れが穏やかになる傾向がある。

3.日本海側と太平洋側

冬の季節風が日本海で水蒸気を含み、山地にぶつかって雪を降らせるから、日本海側は冬に雪が多い。日本海側で雪を降らせた風が山地を越え、乾いた風になるから、太平洋側は冬に晴天が多い。記述では季節→風向き→海→山地→降水の順で書く。夏の季節風(太平洋側から)と混同しない。新潟は雪が多く、東京は晴れやすい、がこのメカニズムの代表例である。

4.気候の地域差

瀬戸内地方は年降水量が少なめ、中央高地は気温の年較差が大きめ、南西諸島は温暖で降水量が多い傾向をもつ。一つの傾向を全国全体に広げず、地域名とセットで覚える。例外があることも押さえる。新潟(日本海側)と東京(太平洋側)の冬の天気の差は、季節風と地形で説明する地域差の代表例である。地域名と気候の特徴はセットで覚え、全国一律と考えない。

③ 公式・用語

名称内容メモ
標高と気温の目安標高が100m上がると気温は約0.6℃下がる
用語意味
季節風季節によって向きが変わる風。
平野起伏が小さく平らな土地。
盆地周囲を山地に囲まれた低く平らな土地。
リアス海岸入り江が複雑に入り組む海岸。
年較差最も暑い月と寒い月の平均気温の差。

④ 解く手順

気候差を説明する手順

  1. 季節と風向きを確認する。
  2. 海と山地の位置を見る。
  3. 風が運ぶ水蒸気と降水を結ぶ。

地形図の手順

  1. 山地・川・平野・海岸を見つける。
  2. 都市や農地の位置を重ねる。
  3. 暮らしや災害との関係を説明する。

定期・実力テストで点にする手順

  1. 学校ワークを1周し、わからない問に×、あやしい問に△の印をつける
  2. 印の問題だけを答えを見ずに2周目する(ここが得点に直結する)
  3. 本アプリの⑦で条件整理・記述・複合を練習する
  4. ミスを知識不足/読み違い/ケアレス/時間不足に分け、対策を変える

⑤ 例題(②の確認)

各例題は②で説明したルール・手順だけを使います。解けないときは答えを見る前に、②の該当項目へ戻ってください。

例題 1基本

日本海側で冬に雪が多い理由を答えなさい。

考え方・答えを見る

まず冬の風向き。次に日本海と山地。だから水蒸気が雪になる流れを書く。

答え:季節風が日本海で水蒸気を含み、山地にぶつかって雪を降らせるから。

例題 2基本

太平洋側で冬に晴天が多い理由を答えなさい。

考え方・答えを見る

まず日本海側で降水。次に山地を越える。だから太平洋側では乾燥しやすい。

答え:日本海側で雪を降らせた風が山地を越え、乾いた風になるから。

例題 3標準

標高1000mの地点は、海抜0mより気温がおよそ何℃低いか。

考え方・答えを見る

まず1000÷100=10。次に10×0.6=6。だから約6℃低い。

答え:約6℃低い

例題 4応用

新潟(日本海側)と東京(太平洋側)の冬の天気のちがいを、季節風と地形で述べなさい。

考え方・答えを見る

まず冬の季節風と日本海。次に山地を越えた太平洋側。だから降水の差として記述する。

答え:新潟は雪が多く、東京は晴れやすい

⑥ 模試・定期テストでの使い方

この単元で点を取るための使い方です。計画の全体像は得点アップの技術も併せて確認してください。

学力向上テクニック(社会)

  • 用語は丸暗記で終わらせず、「なぜそうなるか」「何の結果か」の因果でつなぐ。
  • 地図・統計は見出し→単位→比較対象の順。数値の大小だけで断定しない。
  • 歴史は出来事の前後関係を年表で押さえ、政治・文化・対外関係を分けて整理する。
  • 日本の山地・平野・海流を地図で指さしながら確認。
  • 縮尺・等高線の読みを先に練習する。

全体の計画の立て方は得点アップの技術を見てから、この章の問題編へ進みましょう。

  • 日本の山地・平野・海流を地図で指さしながら確認。
  • 縮尺・等高線の読みを先に練習する。
  • 気候差の記述には季節風・海・山地を入れる。
  • 地形名は地図上の位置とセットで覚える。
  • 地域の傾向には例外がある。
  • 標高と気温の関係は「上がるほど低くなる」と書く。
  • 用語は丸暗記で終わらせず、「なぜそうなるか」「何の結果か」の因果でつなぐ。
  • 地図・統計は見出し→単位→比較対象の順。数値の大小だけで断定しない。

⑦ よくあるミス

  • 日本海側と太平洋側の冬を逆にする。
  • 盆地と平野を同じと考える。
  • 温暖なら雨も必ず少ないと決めつける。
  • 季節風の向きを夏と冬で混同する。

⑧ 理解チェック

  • 山地と平野を区別できる
  • 川の特徴を言える
  • 冬の気候差を説明できる
  • 主な気候区の傾向を言える
  • 地形と暮らしを結べる

⑨ 問題編へ

「日本の地形・気候」の②の要点が頭に入ったら、問題編で手を動かしましょう。

問題編を開く →
目次