理科 第12章
地震
要点編
震源・P波S波・初期微動継続時間
まず①の図で構造を掴み、つづく②の要点本文で意味・手順・注意を読む。 ⑤の例題は、②で説明した内容だけを確認するためのものです。説明していない解法は出しません。
この章でできるようになること
- 震源と震央を区別できる
- P波とS波を区別できる
- 初期微動継続時間を計算できる
- 初期微動継続時間と震源距離の比例を使える
小学校の橋渡し(必要なら開く)
- 表の数字の意味(時刻・秒)を先に確認する。
- 揺れの大きさと揺れ始めの時間は別物だと理解する。
① 図で構造を掴む
図の日本語ラベルで全体の関係を先に見てください。細部の意味・使い方は②の本文で説明します。

P波が先、S波が後。その間が初期微動継続時間。
② 要点(本文)
この章の学習内容はここが本体です。例題・問題編は、ここで読んだ内容を使う練習です。
1.震源と震央
震源は地下で地震が始まった場所である。震央は震源の真上にある地表の点である。震央の位置から震源の深さ(震源の深さ)がわかる。震源は地下、震央は地表、と位置関係を図で確認する。用語を混同すると記述問題で確実に減点される。震源は地下、震央は地表、と位置関係を図で確認する。用語を混同すると記述問題で減点される。
2.P波とS波
P波(縦波)は速く先に到着し、地面を上下に揺らす。S波(横波)は遅く後から到着し、地面を左右に揺らす。主要動(大きく揺れる)はS波が来てから始まる。P波が先、S波が後、という順序は地震記録の読み取りの基本である。地震計の記録ではP波の到着がS波より早い時刻に現れる。P波は縦波、S波は横波と呼び方もセットで覚え、到着順序と揺れ方を区別する。
3.初期微動継続時間
初期微動継続時間はP波到着からS波到着までの時間である。S波到着時刻−P波到着時刻で求める。初期微動はP波が来てからS波が来るまでの小さな揺れの時間であり、P波到着そのものではない。地震記録からPとSの到着時刻を正確に読む練習が必要である。S到着時刻からP到着時刻を引き、秒数を正確に読み取る。比例グラフがあれば、1秒あたりの距離を読み取って震源距離を求める。
4.震源距離
震源距離は観測点から震源までの距離である。初期微動継続時間にほぼ比例する。比例グラフまたは表から、継続時間を読んで距離を求める。計算では1秒あたり何kmか(比例定数)を先に確認し、継続時間を掛ける。12秒→60kmなら1秒5kmの比例関係である。12秒→60kmなら1秒5kmの比例関係である。比例定数を先に求める。
③ 公式・用語
| 名称 | 内容 | メモ |
|---|---|---|
| 初期微動継続時間 | S波到着時刻 − P波到着時刻 | — |
| 震源距離 | 震源距離 ∝ 初期微動継続時間 | — |
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 震源 | 地下で地震が始まった場所。 |
| 震央 | 震源の真上の地表。 |
| P波 | 縦波。速く先に到着。 |
| S波 | 横波。遅く後から到着。 |
| 初期微動 | P波が来てからS波が来るまでの小さな揺れ。 |
④ 解く手順
地震記録の読み取り
- P波到着時刻を読む
- S波到着時刻を読む
- 差(初期微動継続時間)を求める
震源距離の計算
- 初期微動継続時間を求める
- 比例グラフまたは表を使う
- 距離を読み取るまたは計算する
定期・実力テストで点にする手順
- 学校ワークを1周し、わからない問に×、あやしい問に△の印をつける
- 印の問題だけを答えを見ずに2周目する(ここが得点に直結する)
- 本アプリの⑦で条件整理・記述・複合を練習する
- ミスを知識不足/読み違い/ケアレス/時間不足に分け、対策を変える
⑤ 例題(②の確認)
各例題は②で説明したルール・手順だけを使います。解けないときは答えを見る前に、②の該当項目へ戻ってください。
Pが02分15秒、Sが02分27秒の初期微動継続時間は?
考え方・答えを見る
まずP波到着15秒、S波到着27秒を読む。次に27−15を計算する。だから12秒。
答え:12秒
初期微動継続時間10秒のとき距離120km。20秒のとき距離は?
考え方・答えを見る
まず距離∝継続時間。次に10秒→120kmなら20秒→240km。だから240km。
答え:240 km
震源の真上の地表の点を何というか?
考え方・答えを見る
まず震源は地下の始まり。次にその真上の地表が震央。だから震央。
答え:震央
Pが03分05秒、Sが03分20秒。比例定数12秒→60kmなら距離は?
考え方・答えを見る
まず継続時間=20−5=15秒。次に12秒→60kmより15秒→75km。だから75km。
答え:75 km
⑥ 模試・定期テストでの使い方
この単元で点を取るための使い方です。計画の全体像は得点アップの技術も併せて確認してください。
学力向上テクニック(理科)
- 用語は「名前」だけでなく、実験・観察の手順と結果の理由とセットで覚える。
- 実験問題は「変えた条件」「そろえた条件」「結果」を分けて書く。
- 計算は単位をそろえてから式を立て、答えに単位をつける。
- 初期微動継続時間と震源距離の関係を式で確認。
- P波・S波の到着の違いを図で押さえる。
全体の計画の立て方は得点アップの技術を見てから、この章の問題編へ進みましょう。
- 初期微動継続時間と震源距離の関係を式で確認。
- P波・S波の到着の違いを図で押さえる。
- P波到着とS波到着の時刻を正確に読む
- 初期微動継続時間はS−Pである
- 比例グラフは1単位あたりを求めてから計算する
- 震源と震央は位置関係を図で確認する
- 用語は「名前」だけでなく、実験・観察の手順と結果の理由とセットで覚える。
- 実験問題は「変えた条件」「そろえた条件」「結果」を分けて書く。
⑦ よくあるミス
- 震源と震央を混同
- 初期微動継続時間をP到着そのものとする
- S波が先に来るとする
- 比例定数を求めずに当て推量する
⑧ 理解チェック
- 震源と震央を区別できる
- P波とS波を区別できる
- 初期微動継続時間を計算できる
- 比例で震源距離を求められる
⑨ 問題編へ
「地震」の②の要点が頭に入ったら、問題編で手を動かしましょう。
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