理科 第6章
気体の性質
要点編
気体の性質と集め方
まず①の図で構造を掴み、つづく②の要点本文で意味・手順・注意を読む。 ⑤の例題は、②で説明した内容だけを確認するためのものです。説明していない解法は出しません。
この章でできるようになること
- 主要な気体の性質を説明できる
- 気体の性質と集め方を対応させられる
- 気体の検出方法を説明できる
- 水上・上方・下方置換を選べる
小学校の橋渡し(必要なら開く)
- 空気や燃焼の小学校の感覚を性質表に結び付ける。
- 水に溶ける・溶けないという日常の経験を集め方の判断材料にする。
① 図で構造を掴む
図の日本語ラベルで全体の関係を先に見てください。細部の意味・使い方は②の本文で説明します。

水に溶けるか・空気より重いかで、水上・下方・上方置換を選ぶ。
② 要点(本文)
この章の学習内容はここが本体です。例題・問題編は、ここで読んだ内容を使う練習です。
1.酸素
酸素は助燃性があり、ものを燃やすのを助ける気体である。水に溶けにくく、空気よりやや重い。集め方は水上置換法が基本である。マッチの火がよく燃えるのは、空気中の酸素が燃焼を助けるためである。検出では燃えさかる木片や線香の火を近づけると、より激しく燃える。性質・集め方・検出方法を表でセットで覚える。酸素の集め方を決めるときは、水に溶けにくいかと空気より重いかの2点を確認する。
2.二酸化炭素
二酸化炭素は石灰水を白く濁らせる性質がある。水に溶けやすく、空気より重い。集め方は下方置換法が基本で、水上置換も使える場合がある。シーソー天秤で左のコップが下がる実験は、二酸化炭素が空気より重いことを示す。検出は石灰水に通して白く濁るかどうかで確認する。検出は石灰水に通して白く濁るかどうかで確認する。下方置換は空気より重いため使える。
3.水素
水素は空気中で最も軽い気体である。水に溶けにくいため、水上置換法で集める。火を近づけると「ポン」と音を立てて燃える性質がある。空気よりかなり軽いので上方に逃げやすく、下方置換では集められない。性質表では「最も軽い」「水に溶けにくい」「水上置換」の3点をセットで確認する。水素の検出は火を近づけたときの「ポン」という音でも確認できる。
4.アンモニア
アンモニアは水に非常に溶けやすく、空気より軽い気体である。集め方は上方置換法が基本である。刺激臭があり、湿ったリトマス紙を青くする性質がある。水に溶けやすいため水上置換ではほとんど集まらず、軽いため下方置換も向かない。検出は刺激臭とリトマス紙の変色で確認する。検出は刺激臭とリトマス紙の変色で確認する。水に溶けるため上方置換が基本である。
③ 公式・用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 水上置換法 | 水に溶けにくい気体を集める方法。 |
| 上方置換法 | 水に溶けやすく空気より軽い気体を集める方法。 |
| 下方置換法 | 水に溶けやすく空気より重い気体を集める方法。 |
| 助燃性 | ものを燃やすのを助ける性質。 |
| 石灰水 | 水酸化カルシウムの水溶液。CO₂で白く濁る。 |
④ 解く手順
集め方の選択
- 水に溶けるか確認する
- 空気より重いか確認する
- 溶けにくい→水上、溶けやすく重い→下方、溶けやすく軽い→上方
気体の検出
- 性質表から検出方法を思い出す
- 実験操作を確認する
- 変化(色・音・燃え方)と気体名を結ぶ
定期・実力テストで点にする手順
- 学校ワークを1周し、わからない問に×、あやしい問に△の印をつける
- 印の問題だけを答えを見ずに2周目する(ここが得点に直結する)
- 本アプリの⑦で条件整理・記述・複合を練習する
- ミスを知識不足/読み違い/ケアレス/時間不足に分け、対策を変える
⑤ 例題(②の確認)
各例題は②で説明したルール・手順だけを使います。解けないときは答えを見る前に、②の該当項目へ戻ってください。
石灰水を白く濁らせる気体は?
考え方・答えを見る
まず気体を石灰水に通す。次に白く濁る変化を確認する。だから二酸化炭素。
答え:二酸化炭素
水に溶けにくく最も軽い気体の集め方は?
考え方・答えを見る
まず水素は水に溶けにくく最も軽い。次に溶けにくい気体は水上置換で集める。だから水上置換法。
答え:水上置換法
刺激臭があり湿ったリトマス紙を青くする気体は?
考え方・答えを見る
まずこの検出反応を思い出す。次に水に溶けやすく軽いアンモニアの特徴に当てはめる。だからアンモニア。
答え:アンモニア
助燃性があり水上置換で集める気体は?
考え方・答えを見る
まず助燃性と水上置換の2条件を確認する。次に両方を満たすのは酸素。だから酸素。
答え:酸素
⑥ 模試・定期テストでの使い方
この単元で点を取るための使い方です。計画の全体像は得点アップの技術も併せて確認してください。
学力向上テクニック(理科)
- 用語は「名前」だけでなく、実験・観察の手順と結果の理由とセットで覚える。
- 実験問題は「変えた条件」「そろえた条件」「結果」を分けて書く。
- 計算は単位をそろえてから式を立て、答えに単位をつける。
- 気体の発生・集め方・性質をセットで覚える。
- 上方・下方・水上の理由を説明できるようにする。
全体の計画の立て方は得点アップの技術を見てから、この章の問題編へ進みましょう。
- 気体の発生・集め方・性質をセットで覚える。
- 上方・下方・水上の理由を説明できるようにする。
- 性質と集め方は表でセットで覚える
- 水に溶けるか・空気より重いかの2点で集め方を決める
- 検出方法(石灰水・リトマス紙・燃え方)も一緒に確認する
- 学校差単元なので教科書の表を自分で書き写す
- 用語は「名前」だけでなく、実験・観察の手順と結果の理由とセットで覚える。
- 実験問題は「変えた条件」「そろえた条件」「結果」を分けて書く。
⑦ よくあるミス
- 集め方を性質と無関係に決める
- 酸素と二酸化炭素の検出方法を混同する
- 水素を下方置換で集める
- アンモニアを水上置換で集める
⑧ 理解チェック
- 主要な気体の性質を言える
- 気体と集め方を対応できる
- 検出方法を説明できる
- 置換法の選択理由を言える
⑨ 問題編へ
「気体の性質」の②の要点が頭に入ったら、問題編で手を動かしましょう。
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