理科 第4章
物質の区別・密度・性質
解説編
有機・無機、金属、密度、ろ過
図で復習する(本体)
解説を読む前に、図の日本語ラベルでもう一度構造を確認してください。文章は図で足りないところだけ補います。

ろうと・ろ紙で固体と液体を分ける。下に集まるのがろ液。
① 導入
密度は単位付きで計算し、参考値と比較して物質を推定します。有機物・金属の定義も用語だけで終わらせず、性質と結びます。
② 基本概念
問題編の基本概念を参照してください。密度=質量÷体積。
④ 例題 解説
例1 金属Aの密度
54.0÷20.0=2.7 g/cm³
つまずき:質量と体積を割り算の上下で取り違える。
例2 式の変形
密度=質量÷体積の両辺に体積を掛ける。答え:質量=密度×体積
つまずき:錐の体積で 1/3 をかけ忘れる。
⑤ 基本問題 解説
復習1
縦・横・高さという3方向の長さを掛けるため、長さの単位cmを3回掛けたcm³になる。答え:b(cm³)
つまずき:答えの単位をつけ忘れる、または途中で単位を混在させる。
復習2
物体そのものの量である質量はgで表す。答え:a(g)
つまずき:「b(cm³)」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
復習3
直方体の体積は縦×横×高さなので、2×3×4=24 cm³
つまずき:錐の体積で 1/3 をかけ忘れる。
復習4
100mL=100cm³なので質量はおよそ100 g
つまずき:問「復習4」の条件の一部を読み落とす。
1
砂糖とろうは炭素を含み、燃やすと二酸化炭素を生じる有機物。答え:a, c
つまずき:「a, c」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
2
銅やアルミニウムのように磁石につかない金属もあるため、磁石につくことは共通性質ではない。答え:d
つまずき:「a, c」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
3
密度=質量÷体積に測定値を入れ、237÷30=7.9 g/cm³
つまずき:錐の体積で 1/3 をかけ忘れる。
4
食塩・鉄・銅は炭素を骨格とする有機物ではない。答えの例:食塩
つまずき:用語の暗記だけで条件や因果を説明できない。
5
金属をたたいたときに割れず、薄い板状へ広げられる性質を展性という。答え:たたくと広がる
つまずき:「たたくと広がる」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
6
1cm³あたりの質量を求めるため、密度=質量÷体積より54÷20=2.7 g/cm³
つまずき:錐の体積で 1/3 をかけ忘れる。
7
金属を引っ張ったときに切れず、細い線状へ伸ばせる性質を延性という。答え:引っ張ると伸びる
つまずき:「引っ張ると伸びる」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
⑥ 標準問題 解説
8
(例)ろ紙のふちが漏斗のふちより低くなるようにする。
つまずき:標準問題・漏斗の取り違え。
9
密度は単位体積あたりの質量なので、80÷10=8 g/cm³
つまずき:錐の体積で 1/3 をかけ忘れる。
10
有機物は炭素を含み、燃焼すると通常は二酸化炭素を生じる。答え:二酸化炭素
つまずき:「二酸化炭素」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
11
ろ紙を通過してビーカーに集まった液体をろ液という。答え:ろ液
つまずき:「二酸化炭素」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
12
密度=質量÷体積を変形した質量=密度×体積を使い、7.9×5=39.5 g
つまずき:錐の体積で 1/3 をかけ忘れる。
13
(例)正しくない。体積も比べないと密度は決まらない。
つまずき:錐の体積で 1/3 をかけ忘れる。
14
(例)金属光沢、電気を通しやすい、など。
つまずき:錐の体積で・をかけ忘れる・正しくないの取り違えや条件の読み落とし。
15
食塩は炭素を骨格とする有機物ではない。答え:無機物
つまずき:「無機物」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
⑦ 応用・実力テスト形式 解説
16
密度は158÷20=7.9g/cm³で、参考値7.9g/cm³と一致する。答え:鉄
つまずき:密度=質量÷体積。分子と分母を入れ替えない。
17
密度は210÷20=10.5g/cm³で、参考値10.5g/cm³と一致する。答え:銀
つまずき:計算した密度を参考値表と照合する。見た目の色だけで金属を決めない。
18(1)(2)(3)
(1) 135÷50=2.7
(2) アルミニウム
(3) 89÷10=8.9。参考値の銅と一致するので銅。
つまずき:(2)(3)は密度の計算結果を参考値と比べて物質を特定する。体積の単位 cm³ を忘れない。
19
質量=密度×体積なので、2.7×40=108 g
つまずき:質量を求めるときは密度×体積。体積=質量÷密度の式と取り違えない。
20
(例)質量が同じなら、体積が小さい方が密度が大きい。
つまずき:質量一定では体積が小さいほど密度は大きい。体積大=密度大と逆にしない。
21(1)(2)(3)
(1) 固体 (2) 液体
(3)(例)液が漏斗の外へあふれたり、壁を伝わったりするから。
つまずき:ろ過で残るのは固体(残留物)、通過するのが液体(ろ液)。役割を逆にしない。
⑧ 確認テスト 解説
1
密度=質量÷体積に90gと10cm³を入れ、90÷10=9 g/cm³
つまずき:錐の体積で 1/3 をかけ忘れる。
2
砂糖やろうは炭素を含み、燃やすと二酸化炭素を生じる。答えの例:砂糖
つまずき:確認テスト・密度・質量の取り違えや条件の読み落とし。
3
金属すべてが磁石につくわけではなく、銅やアルミニウムはつかない。答え:c
つまずき:「c」と紛らわしい別解・別手順と取り違える。
4
体積=質量÷密度なので、108÷2.7=40 cm³
つまずき:錐の体積で 1/3 をかけ忘れる。
5
ろ過後にろ紙を通って容器へ集まる液体。答え:ろ液
つまずき:ろ紙に残る固体は残留物で、ろ液ではない。
⑨ 完全解説
以上が本単元の解説です。密度=質量÷体積。単位をつけて計算し、参考値と比較して物質を推定する。
要点編で用語と式を再確認しましょう。