問題編

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理科 第3章

葉・茎・根の働き・光合成

問題編

道管・師管・光合成と呼吸(中2枠 Plan B)

問題編 — 手を動かして記録を残す。まだ不安なら先に要点編で復習。

学力向上テクニック — 問題の使い方

  • わからない問題には ×、あやしい問題には △ の印をつけ、あとで答えを見ずに解き直す。
  • ⑤:用語・基本操作
  • ⑥:実験結果の読み取り1〜2段
  • ⑦:データ+考察記述・複合
  • ⑦は定期テスト後半〜実力テスト形式。途中の考え方も答案に残す。
  • 光合成と呼吸は材料・生成物の対比表で覚える。
  • 対照実験は変えた条件だけを結論に結ぶ。

① 導入

この章では、葉・茎・根のはたらき(道管・師管)、気孔、光合成と呼吸の基礎を学びます。くわしい仕組みは中学2年で深めますが、中1でも実験と式の対応は扱います。

この教材の設計方針

1回の演習で全部できるようになる必要はありません。わからないところは繰り返しましょう。 光合成と呼吸は材料と生成物が逆であることに注意します。

小学校の橋渡し

小学校で習った「植物は光が当たると育つ」感覚を、光合成と呼吸の材料・生成物の対比に結びつけて確認しましょう。

学年ラベルについて

「葉・茎・根のはたらき」や「光合成」など、中2で深めると付いた内容は、中学1年でも扱いますが、くわしい仕組みは中学2年で深めます(問題も残しています)。

② 基本概念

葉・茎・根のつくりとはたらき

中2で深める

道管は根から吸い上げた水や無機養分を運ぶ。師管は葉でつくられた栄養分を運ぶ。 道管と師管の束を維管束という。気孔は葉の表皮にある気体の出入り口である。

光合成と呼吸

中2で深める

光合成:二酸化炭素+水 →(光・葉緑体)→ 栄養分+酸素。
呼吸:栄養分+酸素 → 二酸化炭素+水+エネルギー。
呼吸は昼夜行われ、光合成は光があるときに行われる。

③ 図解

光合成と呼吸

光合成は CO₂・水・光から養分と O₂。呼吸は養分を分解してエネルギー。

④ 例題

例1

中2で深める

下の図のように、前日の夜からアルミホイルで葉の一部をおおって光が当たらないようにした。翌日、光を3時間当てた後、 湯につけてやわらかくし、ヨウ素液につけた。青紫色に変化するのは、光が当たった部分と当たらなかった部分のどちらか。

葉の対照実験
例2

中2で深める

光合成で放出される気体は何か。

⑤ 基本問題

まず小学校の復習を4問。その後、道管・師管・光合成の基本です。

復習1

【小学校の復習】植物が光を受けて育つとき、葉のはたらきとして小学校で学んだことの中心はどれか。

復習2

【小学校の復習】植物の体の部分のうち、主に光を受けるのはどこか。

復習3

【小学校の復習】生き物が息をすることで出入りする気体として、小学校で扱ったものを選びなさい。

復習4

【小学校の復習】植物の根のはたらきとして適当なものを選びなさい。

1

中2で深める

道管と師管のはたらきについて、正しいものをすべて選びなさい。

2

中2で深める

呼吸によって放出される気体は何か。

3

中2で深める

葉の表皮にある、気体の出入り口を何というか。

4

中2で深める

光合成が行われるつくり(細胞内の器官)を何というか。

5

中2で深める

道管と師管の束を何というか。

6

中2で深める

光合成の材料として必要な気体は何か。

7

中2で深める

呼吸はいつ行われるか。

⑥ 標準問題

8

中2で深める

オオカナダモを入れたBTB溶液(緑色)の入った試験管を2本用意し、一方には十分に光を当て、もう一方は光を当てずに暗所に置いた。 数時間後、光を当てた試験管は青色に、暗所に置いた試験管は黄色に変化した。光を当てた試験管が青色(アルカリ性)に変化した理由を、 「光合成」「呼吸」「二酸化炭素」の語を用いて説明しなさい。

考え方のヒント

変えた条件と結果の対比から言えることを書く(結論を先に暗記しない)

9

中2で深める

光合成と呼吸の材料・生成物の関係を、「逆」という語を用いて説明しなさい。

考え方のヒント

材料と生成物が入れ替わる関係

10

中2で深める

根から吸い上げた水や無機養分が通る管を何というか。

11

中2で深める

葉でつくられた栄養分が通る管を何というか。

12

中2で深める

デンプンの有無を調べるとき、ヨウ素液はデンプンがあると何色に変化するか。

13

中2で深める

光合成に必要な条件として適当でないものを選びなさい。

14

中2で深める

暗所に置いた葉で光合成が進まない理由を、「光」の語を用いて説明しなさい。

考え方のヒント

光合成には光が必要

15

中2で深める

気孔から主に出入りする気体を2つ答えなさい(読点で区切る)。

⑦ 応用・実力テスト形式

16

中2で深める

次の実験結果を見て答えなさい。ふ入りの葉(緑色の部分と白色の部分がある葉)を一晩暗所に置いた後、 光を数時間当ててからヨウ素液で検査した。

部分色(実験前)ヨウ素液での色の変化
緑色の部分青紫色に変化した
白色の部分変化しなかった

(1) この結果から、光合成が行われるために必要なつくりは何か。

(2) 緑色の部分だけが反応した理由を、光合成と結び付けて40字程度で説明しなさい。

考え方のヒント

葉緑体がある部分だけ光合成が起き、デンプンができる

17

中2で深める

問題16の実験で、観察の前に葉を一晩暗所に置いた理由を、「デンプン」の語を用いて40字程度で説明しなさい。

考え方のヒント

変えた条件と結果の対比から言えることを書く(結論を先に暗記しない)

中2で深める中学1年でも扱いますが、くわしい仕組みは中学2年で深めます。

【光合成に必要な条件の実験】ふ入りのアサガオの葉を使い、次のA〜Cの条件で実験を行った

条件操作
A一晩暗所の後、葉の一部をアルミホイルで覆い、光を当てた
B一晩暗所の後、覆わずに光を当てた
C一晩暗所のまま、光を当てなかった

その後、それぞれヨウ素液で色の変化を確認した。

18

中2で深める

上の実験と下の図について、(1)〜(3)に答えなさい。

葉の対照実験(模式)

(1) 条件Cを行う目的として最も適当なものを選びなさい。

(2) 条件Aで、アルミホイルで覆った部分と覆わなかった部分では、ヨウ素液の反応にどのような違いが出ると考えられるか。

考え方のヒント

変えた条件と結果の対比から言えることを書く(結論を先に暗記しない)

(3) 条件A・B・Cの結果を比べることで、光合成には何が必要だとわかるか。3つの条件の違いを根拠に40〜60字で説明しなさい。

考え方のヒント

根拠(本文・資料・実験条件)を示してから、自分の言葉で結論を書く

作問定規

⑦は定期テスト後半相当(複合・記述)。外部は物差しのみ。作問定規:理科の学習005net(基本・標準)→本アプリ⑦(データ+記述)。

中2で深める中学1年でも扱いますが、くわしい仕組みは中学2年で深めます。

【光合成の実験】オオカナダモに光源からの距離を変えて光を当て、1分間に発生する気泡の数を数えた

光源からの距離(cm)102040
気泡の数(個/分)482412
19

中2で深める

上の実験について、(1)〜(3)に答えなさい。

(1) 光源からの距離が2倍になると、気泡の数はどう変化しているか、表から読み取れる関係を選びなさい。

(2) この実験で発生している気泡は、主に何という気体か。

(3) 表の関係から、光の強さと光合成の速さにはどのような関係があると考えられるか、40字程度で説明しなさい。

考え方のヒント

根拠(本文・資料・実験条件)を示してから、自分の言葉で結論を書く

20

中2で深める

「呼吸は夜だけ行われる」という考えの誤りを、光合成との対比を含めて40字程度で指摘しなさい。

考え方のヒント

呼吸は昼夜、光合成は光があるとき

21

中2で深める

道管と師管を混同した生徒が「根から吸い上げた水は師管を通る」と書いた。正しい管の名前と、師管の本当のはたらきを述べなさい。

考え方のヒント

水・無機養分=道管/栄養分=師管

⑧ 確認テスト

制限時間:20分 / 満点:100点(各20点×5問)

1

中2で深める

光合成でつくられる栄養分(デンプンなど)と気体のうち、放出される気体は何か。

2

中2で深める

根から吸い上げた水や無機養分が通る管を何というか。

3

中2で深める

呼吸で取り入れる気体は何か。

4

中2で深める

葉でつくられた栄養分が通る管を何というか。

5

中2で深める

光合成に必要なつくりを答えなさい。

⑨ 完全解説

問題編の解答・解説は解説編を参照してください。

光合成と呼吸は材料と生成物が逆。対照実験では変えた条件とそろえた条件を分けて書く。

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