要点編

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理科 第1章

生物の観察・顕微鏡・分類の入口

要点編

観察・顕微鏡・花のつくり(分類の入口)

要点編 — 参考書として先に読む。理解チェックができたら問題編へ。

まず①の図で構造を掴み、つづく②の要点本文で意味・手順・注意を読む。 ⑤の例題は、②で説明した内容だけを確認するためのものです。説明していない解法は出しません。

この章でできるようになること

  • 花のつくりを外側から順に説明できる
  • 顕微鏡の倍率を計算できる
  • 倍率と視野の関係を使える
  • 双眼実体顕微鏡と光学顕微鏡の違いを説明できる
  • 受粉から種子までの流れを説明できる
小学校の橋渡し(必要なら開く)
  • 植物の体は根・茎・葉からできている、という小学校の基本を思い出す。
  • 観察は「見えたこと」と「考えたこと」を分けて書く、という小学校の記録の型を確認する。

① 図で構造を掴む

図の日本語ラベルで全体の関係を先に見てください。細部の意味・使い方は②の本文で説明します。

花のつくり(断面図)

めしべは柱頭・花柱・子房。子房の中に胚珠がある。

顕微鏡の視野

低倍率は広く多くの細胞、高倍率は拡大して細部が見える。

② 要点(本文)

この章の学習内容はここが本体です。例題・問題編は、ここで読んだ内容を使う練習です。

1.花のつくり

花は外側から、がく→花弁→おしべ→めしべの順に並ぶ。おしべは糸と先端のやくからなり、やくの中で花粉がつくられる。めしべは柱頭・子房・胚珠からなり、柱頭は花粉を受け取る部分である。花粉が柱頭につくことを受粉といい、柱頭から胚珠へ精子が届くと受精が起こる。受精後、子房は果実に、胚珠は種子へ変化する。図問題では外側から順に指さして名称を書く。

2.顕微鏡の倍率

総合倍率は接眼レンズの倍率×対物レンズの倍率で求める。例えば接眼10倍・対物40倍なら400倍になる。倍率を上げると見える範囲はせまくなり、明るさも弱くなる。操作は低倍率の対物レンズから始め、明るさを調整してからピントを合わせる。ピントは対物レンズとプレパラートを近づけてから遠ざける方向で行う。高倍率へ切り替える前に、低倍率で観察位置を画面の中央に合わせておく。

3.倍率と視野

倍率と視野の直径は反比例の関係にあり、倍率×視野の直径=一定となる。対物40倍で視野直径0.25mmなら、40×0.25=10×xより対物10倍では視野直径1mmになる。倍率が4倍になると視野は1/4に狭まる。計算問題では、未知の倍率と視野直径をxでおき、両辺の倍率と一方の視野直径を式に代入する。答えの単位(mmなど)も忘れず書く。

4.双眼実体顕微鏡

双眼実体顕微鏡はプレパラートを挟まず、昆虫や葉の表面などを立体のまま観察できる。倍率はふつう20〜40倍程度で、肉眼では細部が見えにくい対象を、その大きさ感を保ったまま拡大して見る。光学顕微鏡は細胞レベルまで拡大できるが、薄切標本をガラス板にのせる必要がある。用途のちがいは、立体の全体像を見るか、細胞の内部を拡大するかで覚える。

5.観察記述の型

観察記録では「見えた事実」と「推定」を必ず分ける。色・形・数・大きさなど目で直接確認できることは事実として書く。内部のしくみや原因は、観察結果を根拠に添えて推定と書く。事実だけを並べる記述と、根拠のない推測だけの記述はどちらも減点されやすい。定期テストでは「〜と考えられる。なぜなら〜だから」の形を練習する。

③ 公式・用語

名称内容メモ
顕微鏡の倍率倍率 = 接眼レンズの倍率 × 対物レンズの倍率
視野の直径と倍率倍率 × 視野の直径 = 一定(反比例)
用語意味
受粉花粉が柱頭につくこと。受精の前段階。
胚珠子房の中にあり、受精後に種子になる。
柱頭めしべの先端。花粉がつく部分。
子房めしべの下部。果実のもとになる。

④ 解く手順

顕微鏡の操作

  1. 低倍率の対物レンズにする
  2. 明るさを調整する
  3. 近づけてから遠ざける方向でピントを合わせる

倍率と視野の計算

  1. 接眼×対物で倍率を求める
  2. 倍率×視野直径=一定を確認する
  3. 未知の視野直径を比例で求める

定期・実力テストで点にする手順

  1. 学校ワークを1周し、わからない問に×、あやしい問に△の印をつける
  2. 印の問題だけを答えを見ずに2周目する(ここが得点に直結する)
  3. 本アプリの⑦で条件整理・記述・複合を練習する
  4. ミスを知識不足/読み違い/ケアレス/時間不足に分け、対策を変える

⑤ 例題(②の確認)

各例題は②で説明したルール・手順だけを使います。解けないときは答えを見る前に、②の該当項目へ戻ってください。

例題 1基本

接眼10倍・対物40倍の倍率は?

考え方・答えを見る

まず総合倍率=接眼レンズ×対物レンズ。次に10×40を計算する。だから400倍。

答え:400倍

例題 2標準

対物40倍で視野直径0.25mmのとき、対物10倍の視野直径は?

考え方・答えを見る

まず倍率×視野直径=一定より40×0.25=10×x。次にx=1を求める。だから視野直径は1mm。

答え:1 mm

例題 3基本

花粉をつくる部分は?

考え方・答えを見る

まずおしべのつくりを思い出す。次におしべの先端のやくが花粉をつくる部分だと確認する。だからやく。

答え:やく

例題 4応用

倍率400倍で視野直径0.2mmのとき、100倍の視野直径は?

考え方・答えを見る

まず400×0.2=100×xの式を立てる。次にx=0.8を計算する。だから視野直径は0.8mm。

答え:0.8 mm

⑥ 模試・定期テストでの使い方

この単元で点を取るための使い方です。計画の全体像は得点アップの技術も併せて確認してください。

学力向上テクニック(理科)

  • 用語は「名前」だけでなく、実験・観察の手順と結果の理由とセットで覚える。
  • 実験問題は「変えた条件」「そろえた条件」「結果」を分けて書く。
  • 計算は単位をそろえてから式を立て、答えに単位をつける。
  • 倍率=接眼×対物。上げると視野はせまく暗くなる。
  • 観察記述は事実と推定を分ける。

全体の計画の立て方は得点アップの技術を見てから、この章の問題編へ進みましょう。

  • 倍率=接眼×対物。上げると視野はせまく暗くなる。
  • 観察記述は事実と推定を分ける。
  • 花のつくりは外側から順に言えるように図を描いて確認する
  • 倍率計算は接眼と対物を掛け算することを先に書く
  • 視野問題は倍率×直径=一定を式にする
  • 観察記述は事実と推定を分けて書く
  • 用語は「名前」だけでなく、実験・観察の手順と結果の理由とセットで覚える。
  • 実験問題は「変えた条件」「そろえた条件」「結果」を分けて書く。

⑦ よくあるミス

  • 倍率を上げると視野が広くなるとする
  • 双眼実体顕微鏡にプレパラートが必要とする
  • 受粉と受精を同じ語だと思い込む
  • 倍率を接眼+対物で計算する

⑧ 理解チェック

  • 花のつくりを外側から順に言える
  • 倍率を計算できる
  • 視野と倍率の反比例を使える
  • 双眼実体顕微鏡の特徴を説明できる

⑨ 問題編へ

「生物の観察・顕微鏡・分類の入口」の②の要点が頭に入ったら、問題編で手を動かしましょう。

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