国語 第5章
漢字・語句
解説編
読み・書き取り・語句の実戦
図で復習する(本体)
解説を読む前に、図の日本語ラベルでもう一度構造を確認してください。文章は図で足りないところだけ補います。
読みは漢字→かな、書きはかな→漢字。同音異義に注意。
きかん=期間/器官/基幹。文脈で漢字を選ぶ。
① 導入
読みは音訓、書きは文脈で判断します。同音異義語は、意味を先に言葉にしてから漢字を選ぶと間違いが減ります。
② 基本概念
音読み・訓読み・熟語構成・同音異義語の4点を、例文とセットで覚えることが基本です。
④ 例題 解説
例1 共通の読み
答え:きょうつう
つまずき:音読みを訓読みで書いてしまう。
例2 想像の書き
答え:想像
つまずき:「創造」と取り違える。
例3 単純の対義語
答え:b(複雑)。単純の対義語は複雑。
つまずき:類義語を対義語と取り違える。
⑤ 読み 解説
復習1
答え:がっこう
つまずき:促音「っ」を落とす。
復習2
答え:せんせい
つまずき:長音を「せんせ」と短くする。
1
答え:たんじゅん
つまずき:「たんじゅん」を「たんしゅん」と書く。
2
答え:ふくざつ
つまずき:「ふくざつ」の濁音を落とす。
3
答え:はんだん
つまずき:「はんだん」を「はんだん」以外の読みにする。
4
答え:かくにん
つまずき:「かくてい」と取り違える。
5
答え:けいけん
つまずき:「けいけん」を「けいけい」と書く。
6
答え:ざいりょう
つまずき:「ざいりょう」の長音を落とす。
7
答え:きょうつう
つまずき:「きょうつう」を「こうつう」と書く。
8
答え:そうぞう
つまずき:「そうぞう」と「そうぞう(創造)」を混同する。
⑥ 書き 解説
1
答え:努力
つまずき:「勉力」など似た語を書いてしまう。
2
答え:性質
つまずき:「性格」と取り違える。
3
答え:態度
つまずき:「態勢」と取り違える。
4
答え:方法
つまずき:「方策」など別漢字を書く。
5
答え:成長
つまずき:「成鳥」など誤変換。
6
答え:興味
つまずき:「関心」と取り違える。
⑦ 応用・実力テスト形式 解説
33(イガイ) 意外=思っていたことと違う、予想外。答え:意外
理由:「テストの結果が良かった」は予想外の出来事なので「意外」。
つまずき:「以外」と音が同じでも、「除いた他」の意味ではない。文脈は予想外。
34(イガイ) 以外=それを除いた他のもの。答え:以外
理由:「休日を除いた他の日」という意味なので「以外」。
つまずき:「意外」は予想外。休日を除く意味なら「以外」。
35(カンシン) 感心=素晴らしいと思って心を動かされること。答え:感心
理由:相手の姿勢を称える場面なので「感心」。
つまずき:「関心を持つ」の関心と取り違えない。称える文脈は感心。
36(カンシン) 関心=あることに気持ちが向き、興味を持つこと。答え:関心
理由:「関心を持つ」は興味・関わりを表す慣用表現なので「関心」。
つまずき:「感心した」は相手を褒める語。興味・関わりは関心。
37 ①速い(動きの速さ) ②早い(時刻の早さ)。
理由:①「走るのが速い」は速度、②「起きるのが早い」は時刻の早さを表す。
つまずき:速度は「速い」、時刻・順序は「早い」。両方に同じ漢字を書かない。
38 選択の答えは a。一つの行動で二つの利益を得ることを表す。
例文:自転車で通学すれば、交通費を節約できて運動にもなるので一石二鳥だ。
一つの行動と、そこから得られる二つの利益が分かる文になっていればよい。
つまずき:意味を選ぶだけで終わらず、例文に「一石二鳥」を入れて二つの利益を示す。
39 古い事柄を学び、そこから新しい知識や道理を得ること。「温故」=古きを訪ねる、「知新」=新しきを知る。
つまずき:「古いことを覚える」だけで止めず、「新しい知見を得る」まで書く。
40 選択の答えは c。自分の欠点や弱点を指摘され、つらく感じる様子を表す。実際の耳の痛みではない。
例文:先生の「計画的に勉強しなさい」という注意は、先延ばしにしていた私には耳が痛い。
欠点を指摘された内容と、それを自分のこととしてつらく感じる状況が分かる文になっていればよい。
つまずき:字面どおり「耳が物理的に痛い」と取らない。例文でも比喩の場面を書く。
41 つらくても辛抱して努力を続ければ、いつか成果が出るという意味。冷たい石の上でも三年座り続ければ温まる、というたとえから来ている。
つまずき:「三年座ると石が温まる」事実説明で終わらず、忍耐と成果の教訓まで書く。
42 同訓異義語・表現の型の複合問題
(1) 「知らない単語を辞書で調べた」なので、調(調べる)が正しい。
(2) 「映る」は、鏡・水面・スクリーンなど、光を反射・投影して姿や像が見える様子を表す(例:鏡に姿が映る、テレビに映る)。 「写る」は、写真やコピーのように、実物の姿がそのまま写し取られることを表す(例:写真にきれいに写る)。
答え:『映る』は鏡やスクリーンなどに光で姿が見えること、『写る』は写真などに姿が写し取られることを表す。
(3) 四字熟語は、意味を持つ漢字4字を組み合わせて短く教訓や様子を表す「単語の型」である。 一方、ことわざは「石の上にも三年」のように、日本語の文(言い回し)の形で生活の知恵や教訓を伝える「文の型」である。
答え:四字熟語は漢字4字を組み合わせて意味を表す型であり、ことわざは日本語の文の形で教訓を伝える型である。
つまずき:(2)は例を挙げずに定義だけだと不十分。(3)は「どちらも教訓」だけで型の違いを述べていない。
追加小問(読み・書き・小学校橋渡し)
ともだち/じかん。解決・計画・意見・報告・優先・意味・位置・順序。規則・連絡・結果・環境・原因・協力。
⑧ 確認テスト解説
1
答え:けいけん
つまずき:長音・促音の位置を誤る。
2
答え:努力
つまずき:文脈を見ず別の熟語を書く。
3
答え:a(意外)
つまずき:以外と取り違える。
4
答え:b:どうすればよいか分からず非常に困る様子。
つまずき:字面どおりの意味で慣用句を取る。
5
答え:価値のあるものでも、その価値が分からない人には意味がない、という意味。
つまずき:ことわざを字面だけで説明して終わる。
⑨ 完全解説
| 語句 | 読み・意味 | メモ |
|---|---|---|
| 単純/複雑 | たんじゅん/ふくざつ | 対義語のペアで覚える |
| 意外/以外 | 予想と違う/それを除く | 同音異義語 |
| 感心/関心 | 感動する/興味を持つ | 同音異義語 |
| 速い/早い | 動きの速さ/時刻の早さ | 同訓異義語 |
| 一石二鳥 | 一つの行動で二つの利益 | 四字熟語 |
| 耳が痛い | 欠点を指摘されつらい | 慣用句 |
| 石の上にも三年 | 辛抱すれば成果が出る | ことわざ |