国語 第4章
文法
問題編
品詞の入口・対象文つき
学力向上テクニック — 問題の使い方
- わからない問題には ×、あやしい問題には △ の印をつけ、あとで答えを見ずに解き直す。
- ⑤:漢字・文法・語句
- ⑥:段落・心情・要旨の標準問
- ⑦:記述・構成・根拠つき選択
- ⑦は定期テスト後半〜実力テスト形式。途中の考え方も答案に残す。
- 品詞は文中のはたらきで判定する。
- 活用は活用表を見ながら声に出して確認。
① 導入
この章では、文法用語を暗記するだけでなく、実際の文(対象文)を使って 品詞・文節・主語述語・修飾関係を判定する練習をします。語だけを見て終わらせず、必ず文中での働きを確認しましょう。
文法が難しく感じるときは、まず「誰が・何が」「どうした」を一言で確認する、小学校で習った主語・述語の考え方に戻ってみましょう。 主語と述語が見つかれば、そこから品詞や修飾語を一つずつ確認していけます。分からない部分があっても、順番に確認すれば大丈夫です。
② 基本概念
- 文節:文を意味の分かる範囲で分けた単位。「ね」を入れて自然に切れる所で分ける。
- 品詞:名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞・連体詞・助詞・助動詞など、語の性質による分類。
- 主語・述語:主語は「何が・誰が」、述語は「どうする・どんなだ・何だ」。
- 修飾語:連体修飾語は名詞を、連用修飾語は動詞・形容詞・形容動詞を詳しくする。
③ 図解
「小さな」は連体、「元気に」は連用で後ろを修飾する。
名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞を働きで見分ける。
④ 例題
【対象文A】
小さな犬が公園を元気に走る。
「小さな」の品詞を選べ。
この文の主語を答えよ。
「元気に」は何を修飾しているか。
⑤ 基本問題
【小学校の復習】次の文の主語を答えなさい。
「犬が走る。」
【小学校の復習】次の文の述語を答えなさい。
「犬が走る。」
【小学校の復習】次の文の主語を答えなさい。
「猫が屋根の上で眠っている。」
【小学校の復習】次の文の述語を答えなさい。
「弟は大きな声で笑った。」
【対象文B】
姉は昨日、駅前の書店で新しい辞典を買った。
「昨日」の品詞を選べ。
主語と述語をそれぞれ答えよ。
「新しい」はどの語を修飾しているか。
「書店で」の「で」の働きとして最も適当なものを選べ。
対象文Bを文節に区切って書け(区切りに「/」を入れよ)。
【対象文B】「駅前の」はどの語を修飾しているか。
【対象文B】「で」の働きとして最も適当なものを選べ。
⑥ 標準問題
【対象文C】
風が強く吹いたので、私たちは体育館で練習をした。
「強く」の品詞を選べ。
「強く」は何を修飾しているか。
「ので」の働きを答えよ。
後半「私たちは体育館で練習をした」の目的語(動作の対象)を答えよ。
【対象文G】
妹は静かに本を読み、兄は大きな声で歌を歌った。
「静かに」の品詞を選べ。
この文に含まれる動詞をすべて抜き出せ(文中の形のまま)。
「大きな」はどの語を修飾しているか。
この文はどのような接続で二つの内容をつないでいるか。最も適当なものを選べ。
⑦ 応用・実力テスト形式
【対象文D】
図書館で借りたあの分厚い歴史の本を、私は今週になってようやく時間ができたので、少しずつ最後まで読んだ。
この文の主語と述語を答えよ。
「あの」と「分厚い」は、それぞれどの語を修飾しているか。共通点も含めて答えよ。
「歴史の本を」の「を」の品詞と働きを答えよ。
対象文Dを文節に区切って書け(区切りに「/」を入れよ)。
対象文Dについて、(1)〜(3)に答えなさい。
(1) 対象文Dを単語(単語ごと)に区切って書け(区切りに「・」を入れよ)。
(2) 文節に区切る作業(問15)と、単語に区切る作業((1))は、どちらも文を「分ける」作業だが、分け方の基準が異なる。 その違いを、「発音」「意味」の観点にふれて40字程度で説明せよ。
(3) 対象文Dのように、一つの文の中に複数の修飾語や助詞が含まれる長い文を正確に文節・単語に分けるとき、 最初にすべきことは何か、最も適当なものを選べ。
⑦は定期テスト後半相当(複合・記述)。外部は物差しのみ。
【対象文F】
彼はとても静かな声で、けれども力強く、自分の考えを述べた。
対象文Fについて、(1)〜(3)に答えなさい。
(1) 「とても」の品詞を選べ。
(2) 「静かな」の品詞を選べ。
(3) 「けれども」の働きと、この語を境に前後の内容がどのような関係になっているかを40字程度で説明せよ。
⑧ 確認テスト
【対象文E】
遠くの山が夕日にゆっくりと赤く染まった。
確認1:「遠く」の品詞を選べ。
確認2:主語と述語を答えよ。
確認3:「赤く」は何を修飾しているか。
確認4:「ゆっくりと」の品詞を選べ。
確認5:対象文Eを文節に区切って書け(区切りに「/」を入れよ)。
⑨ 完全解説
設問ごとに、対象の語・文節・修飾先を対象文へ矢印で結び、解説編で答え合わせをしましょう。