解説編

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国語 第6章

作文

解説編

意見文の型・採点観点・推敲

解説編 — 途中式を省略せず確認。わかったら問題編で白紙再挑戦して定着。

① 導入

作文は「正しい気持ち」を書く試験ではありません。読み手が追える主張・理由・具体例・結びを設計する練習です。

② 基本概念

主張は一つに絞り、理由には根拠、具体例には実際の行動や観察を置きます。結論では主張を再提示し、実行可能な提案で閉じます。

③ 図解

序論:私は〜と考える
本論:なぜなら〜。例えば〜
結論:したがって〜すべきだ

④ 例題 解説

1 答え:b。冒頭で賛否を明確にしており、文章の軸となる主張になっている。

2 答えの例:読みたい本の種類が増えれば、昼休みに読書をする生徒が増える。例えば、図鑑や物語など複数の種類があれば、好みに合う本を選びやすい。

3 答え:d。結論は新情報ではなく、論をまとめて実行への提案を置く。

⑤ 基本問題 解説

1【小学校の復習】答え:私は。「誰が」に当たる部分が主語である。

2【小学校の復習】答え:2。行が変わっているところが段落の区切り。「毎週、新しい本を」から2段落目が始まる。

3 答えの例:私は、掃除当番を毎週交代する方式にすることに賛成である。

4 答え:a。担当場所が変わることと、意識が全員に生まれることの因果が示されている。

5 答えの例:教室の掃除を担当した週、いつも見ていなかった棚の裏側まできれいにする必要があると気づき、意識が変わった。

6 答え:c。反対意見を認めたうえで、続けることの利点を示して自分の主張を補強している。

7 答えの例:したがって、担当場所の引き継ぎ方法を工夫した上で、交代制を続けるべきである。

⑥ 標準問題 解説

6 答えの例:部活動の朝練習に参加することには大きな意義がある。決まった時間に体を動かす習慣を持つことは、練習以外の生活にも良い影響を与えるからである。

7 答えの例:理由1:朝のうちに体を動かすと、授業中も集中しやすくなる。理由2:先輩から直接技術を教わる時間が増える。

8 答えの例:大会前の朝練習で先輩からサーブのコツを教わり、その週の試合で自分のサーブが決まる回数が増えた。

9 答えの例:以上から、朝練習は生活習慣と技術の両方を育てる。各部は、無理のない時間設定で朝練習を続けられる仕組みを整えるべきである。

⑦ 応用・実力テスト形式 解説

10 答えの例:「決まった時間に体を動かす習慣がつき、授業中も集中しやすくなるから」のように、何がどう変わるのかを具体化する。

【採点基準】①「楽しい」「みんな」という曖昧語を使っていない=2点 ②何がどう変わるのかが具体的に分かる理由になっている=3点。

11 答えの例:「私は昨年、大会前の朝練習で先輩からサーブのコツを教わり、自分の練習にも生かすことができた。」

【採点基準】①「誰が・何を・どうした」という行動が具体的に書けている=3点 ②行動の結果どう変化したかが書けている=2点。

12 答えの例:「以上から、朝練習は部活動全体の技術と一人ひとりの生活習慣を育てる。各部は、無理のない時間設定で朝練習を続けられる仕組みを整えるべきである。」

【採点基準】①主張を序論と同じ立場で再提示できている=2点 ②「〜べきだ」など実行可能な提案になっている=3点。

13 模範解答(400字相当)

部活動の朝練習に参加することには大きな意義がある。私は、決まった時間に体を動かす習慣を持つことが、 練習以外の生活にも良い影響を与えるという点で、参加には価値があると考える。第一に、朝のうちに体を動かすと、 頭がすっきりして授業中も集中しやすくなる。第二に、朝練習は人数が少なく、先輩から直接技術を教わる時間が増える。 私は昨年、大会前の朝練習で先輩からサーブのコツを教わり、自分の練習にも生かすことができた。その結果、その週の 試合では、自分のサーブが決まる回数が明らかに増え、練習を続ける自信につながった。この経験から、朝練習は 技術だけでなく、一日を始める気持ちの整え方も学べる時間だと分かった。以上から、朝練習は部活動全体の技術と 一人ひとりの生活習慣の両方を育てる。各部は、無理のない時間設定で、朝練習を続けられる仕組みをもっと積極的に 整えるべきである。

序論(約80字:主張)→本論(約240字:理由二つ+具体例と、その経験から得た気づき)→結論(約80字:再主張+提案)の配分になっている。

16 推敲の観点と優先順位

(1) 「〜と思う」を何度も繰り返すと、どの文も同じ調子になり、断定を避けているような弱い印象を読み手に与えてしまう。

答え:b

(2) 「とか」は話し言葉の言い回しなので、意見文では「や」「し」などを使った書き言葉に直す。

答え:特に大会前は大事であるし

(3) 曖昧な表現(楽しい・みんな、など)を先に具体化しておくと、文章全体の骨組み(誰が・何を・どうしたか)が明確になり、 そのあとの話し言葉の書きかえや、結論の提案も書きやすくなる。ただし、話し言葉を先に直しても大きな問題はなく、 根拠(なぜその順が効率的か)が具体的に説明できていれば別の順番でも正解とする。

答え:(例)曖昧な表現をなくすことを最初に行う。文章の骨組みが明確になり、他の直しがしやすくなるため。

17 下書きEの推敲

(1) 反対意見(先生が忙しくなる)に対し、根拠のない「たぶん大丈夫」という楽観的な予想だけで済ませており、 具体的な対策が示されていない。

答え:a

(2) 答えの例:「朝の会の時間を練習に使うなど、授業時間を削らない工夫をすれば、先生の負担を増やさずに済む。」

(3) 答えの例:「先生の負担を増やさない工夫をした上で、練習時間を増やすべきである。」

【採点基準】①反対意見への具体的な対策が書けている=3点 ②結論が「〜べきだ」など実行可能な提案の形になっている=2点。

⑧ 確認テスト解説

1 答えの例:私は、委員会活動をできるだけ多くの生徒が経験することに賛成である。

2 答えの例:理由:役割を任された経験が、自分から動く姿勢を育てる。具体例:昨年、初めて委員を担当した生徒が、行事の準備で率先して動くようになった。

3 答えの例:担当の負担が特定の生徒に集まらないよう、学期ごとに担当を交代する仕組みを整えるべきである。

⑨ 完全解説

推敲では、①主張が最初と最後で同じか、②理由が主張に答えているか、③具体例が理由を証明しているか、④結論が提案で閉じているかを順番に確認しましょう。曖昧な「楽しい」「よい」は、何が・なぜ・どう変わるのかへ言い換えます。

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