要点編

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社会 第4章

日本の諸地域

要点編

地方比較の型

要点編 — 参考書として先に読む。理解チェックができたら問題編へ。

まず①の図で構造を掴み、つづく②の要点本文で意味・手順・注意を読む。 ⑤の例題は、②で説明した内容だけを確認するためのものです。説明していない解法は出しません。

この章でできるようになること

  • 八地方区分を地図で示せる
  • 同じ観点で二地域を比較できる
  • 自然条件と産業を結び付けられる
  • 人口・交通と都市の関係を説明できる
  • 資料を根拠に地域の特色を書ける
小学校の橋渡し(必要なら開く)
  • 都道府県を八地方に分けて地図で確かめる。
  • 自分の地域と近畿を、気候・人口・産業の一つで比べる。

① 図で構造を掴む

図の日本語ラベルで全体の関係を先に見てください。細部の意味・使い方は②の本文で説明します。

地域差を棒グラフで比べる

地方別の都道府県数を同じ軸で比べる。近畿など二地域の比較でも、同じ観点をそろえる型を使う。

② 要点(本文)

この章の学習内容はここが本体です。例題・問題編は、ここで読んだ内容を使う練習です。

1.比較の型

二つの地方を比べるとき、最初にそろえるべきものは比較する観点である。位置→自然→人口・都市→産業→交通の順で二地域を並べる。同じ観点で比べると違いが見える。表にすると共通点と相違点が整理しやすく、記述問題でもこの順序を守る。観点をそろえない比較は根拠にならない。二地域比較では観点を5つそろえ、表にすると記述しやすい。

2.近畿を例に読む

近畿地方は中央部の大都市、歴史的な都市、日本海側・太平洋側の違いを、地図と資料で分けて捉える。一つの県の特徴を地方全体の特色と混同せず、資料の範囲内で書く。地図上の位置と統計をセットで確認する。大阪・京都・神戸など複数の都市圏がある点も押さえる。近畿の資料は、他地方を読むときの型として再利用できる。

3.自然と産業

平野・盆地・海岸・気候が農業や漁業に関係する。工業は市場・港・交通など社会条件も見る。資料で第一次産業の割合が低い地方は、工業・サービス業が中心の都市型に近いと読む。自然条件だけで説明し切らず、資料にある社会条件も根拠に加える。一つの条件だけで産業を断定しない。自然条件と社会条件を分けて理由を書く。

4.都市と交通

人口が集まる都市は鉄道や道路の結節点になりやすい。大都市の周辺に交通網が発達する理由は、多くの人や物が移動するためである。人口集中→交通需要→交通網発達の流れを双方向で読む。交通だけが原因とは限らない。結節点とは複数の交通路が交わる場所で、都市の発展と関係する。新幹線駅や高速道路の出入口が都市の発展と結び付く例も押さえる。

③ 公式・用語

名称内容メモ
人口密度人口 ÷ 面積人/km²
構成比部分 ÷ 全体 × 100%
用語意味
地方区分日本をいくつかのまとまりに分けたもの。
中心都市地域の行政・経済・交通などの中心となる都市。
結節点複数の交通路が交わる場所。
地場産業地域の原料や技術を生かして発達した産業。

④ 解く手順

地域比較の手順

  1. 二地域の位置を地図で確認する。
  2. 自然・人口・産業・交通を同じ順に並べる。
  3. 共通点と相違点を資料の数値で書く。

特色記述の手順

  1. 結論となる特色を一つ決める。
  2. 地図や統計から根拠を一つ選ぶ。
  3. 自然条件または社会条件と結ぶ。

定期・実力テストで点にする手順

  1. 学校ワークを1周し、わからない問に×、あやしい問に△の印をつける
  2. 印の問題だけを答えを見ずに2周目する(ここが得点に直結する)
  3. 本アプリの⑦で条件整理・記述・複合を練習する
  4. ミスを知識不足/読み違い/ケアレス/時間不足に分け、対策を変える

⑤ 例題(②の確認)

各例題は②で説明したルール・手順だけを使います。解けないときは答えを見る前に、②の該当項目へ戻ってください。

例題 1基本

二つの地方を比べるとき、最初にそろえるべきものは何か。

考え方・答えを見る

まず位置・自然・人口などの観点を決める。次に同じ資料で比べる。だから差に根拠ができる。

答え:比較する観点

例題 2基本

大都市の周辺に交通網が発達する理由を答えなさい。

考え方・答えを見る

まず人口と産業の集中を見る。次に移動量を考える。だから道路や鉄道が結び付く。

答え:多くの人や物が移動するため。

例題 3標準

人口120万人・面積600km²の地域の人口密度は何人/km²か。

考え方・答えを見る

まず1200000÷600=2000。次に単位を人/km²と書く。だから2000人/km²。

答え:2000人/km²

例題 4応用

資料で第一次産業の割合が低い地方の特色を、産業構造の観点から述べなさい。

考え方・答えを見る

まず第一次の構成比を読む。次に低いほど農業より都市型と結ぶ。だから資料の数値を根拠に書く。

答え:工業・サービス業が中心の都市型に近い

⑥ 模試・定期テストでの使い方

この単元で点を取るための使い方です。計画の全体像は得点アップの技術も併せて確認してください。

学力向上テクニック(社会)

  • 用語は丸暗記で終わらせず、「なぜそうなるか」「何の結果か」の因果でつなぐ。
  • 地図・統計は見出し→単位→比較対象の順。数値の大小だけで断定しない。
  • 歴史は出来事の前後関係を年表で押さえ、政治・文化・対外関係を分けて整理する。
  • 地方比較は表の見出しと単位を先に読む。
  • 割合と実数を混同しない。

全体の計画の立て方は得点アップの技術を見てから、この章の問題編へ進みましょう。

  • 地方比較は表の見出しと単位を先に読む。
  • 割合と実数を混同しない。
  • 地域名の列挙ではなく比較の軸を書く。
  • 資料の数値を一つ根拠にする。
  • 自然条件だけで産業を説明し切らない。
  • 人口密度は人口と面積の両方を確認してから計算する。
  • 用語は丸暗記で終わらせず、「なぜそうなるか」「何の結果か」の因果でつなぐ。
  • 地図・統計は見出し→単位→比較対象の順。数値の大小だけで断定しない。

⑦ よくあるミス

  • 異なる観点の数値を比べる。
  • 一つの県の特徴を地方全体へ広げる。
  • 相関をそのまま原因と断定する。
  • 人口が多い=密度が高いと決めつける。

⑧ 理解チェック

  • 八地方を示せる
  • 比較の五観点を言える
  • 近畿の資料を型で読める
  • 自然と産業を結べる
  • 根拠付きで特色を書ける

⑨ 問題編へ

「日本の諸地域」の②の要点が頭に入ったら、問題編で手を動かしましょう。

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