社会 第2章
世界の気候・生活・産業
要点編
気候帯と産業・生活
まず①の図で構造を掴み、つづく②の要点本文で意味・手順・注意を読む。 ⑤の例題は、②で説明した内容だけを確認するためのものです。説明していない解法は出しません。
この章でできるようになること
- 五つの気候帯を区別できる
- 雨温図の気温と降水量を読める
- 気候と暮らしを結び付けられる
- 農業・工業の立地条件を説明できる
- 輸出入資料を読める
小学校の橋渡し(必要なら開く)
- 暑い・寒い、雨が多い・少ないという観察を、月ごとの数値で確かめる。
- 農業・工業・商業の違いを思い出す。
① 図で構造を掴む
図の日本語ラベルで全体の関係を先に見てください。細部の意味・使い方は②の本文で説明します。

五つの気候帯を気温と降水量で分け、雨温図では折れ線の気温と棒の降水量から暮らしを考える。
② 要点(本文)
この章の学習内容はここが本体です。例題・問題編は、ここで読んだ内容を使う練習です。
1.気候帯
世界の気候は熱帯・乾燥帯・温帯・冷帯・寒帯の五つに大別される。緯度だけでなく、雨温図の気温と降水量の特徴で判断する。一年中高温で雨が多いなら熱帯、年較差が大きく冬が寒いなら冷帯や寒帯を疑う。名称だけ暗記せず、雨温図の形から気候帯を絞り込む練習が必要である。乾燥帯は降水量が少なく、寒帯は年間を通して低温の傾向がある。
2.雨温図
雨温図では折れ線が気温、棒が降水量を表す。まず気温の最高・最低と年較差を見、次に雨の多い季節と乾燥する季節を確認する。棒と線の凡例を先に読み、月ごとの変化から気候帯を絞り込む。線と棒を逆に読むと誤った気候帯にたどり着く。凡例を必ず先に確認する。月ごとの降水量の棒の高さを比べ、雨季と乾季を特定する。降水量300mmの月と50mmの月を比べ、雨季と乾季の長さも説明できる。
3.気候と暮らし
住居・衣服・食事は気候に適応して工夫される。ただし都市化や技術の発達で暮らし方は変化する。理由を書くときは、気候の特徴→生活の工夫の順で因果をつなげる。一つの気候条件だけで生活全体を断定しない。例として寒帯では厚着、熱帯では通気性のよい衣服などが考えられる。資料問題では気候の特徴を根拠に、住居や衣服の工夫を結び付ける。
4.産業と貿易
農業は気候・地形・土壌と結び付く。工業は原料・市場・交通・労働力など社会条件も見る。港の近くに工場が集まる典型理由は、原料や製品を船で運びやすいからである。貿易は輸出品・輸入品と相手地域を分けて読む。一つの条件だけで立地を断定せず、資料にある複数の条件を組み合わせて理由を書く。輸出額が最大の品目名を根拠に、その国の産業特色を書く。輸入品と輸出品を混同せず、資料の矢印の向きで読み分ける。
③ 公式・用語
| 名称 | 内容 | メモ |
|---|---|---|
| 構成比 | 部分 ÷ 全体 × 100 | % |
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 気候帯 | 気温と降水量などで分けた大きな気候区分。 |
| 雨温図 | 月ごとの気温と降水量を表す図。 |
| 季節風 | 季節によって向きが変わる風。 |
| 貿易 | 国どうしで商品を売買すること。 |
| 立地条件 | 産業がその場所に位置する条件。 |
④ 解く手順
雨温図の手順
- 気温の高低と年較差を見る。
- 降水量の多い月・少ない月を見る。
- 気候帯を絞り、暮らしと結ぶ。
産業資料の手順
- 何を生産・輸出しているか読む。
- 気候・資源・交通の条件を探す。
- 資料にある条件で理由を説明する。
定期・実力テストで点にする手順
- 学校ワークを1周し、わからない問に×、あやしい問に△の印をつける
- 印の問題だけを答えを見ずに2周目する(ここが得点に直結する)
- 本アプリの⑦で条件整理・記述・複合を練習する
- ミスを知識不足/読み違い/ケアレス/時間不足に分け、対策を変える
⑤ 例題(②の確認)
各例題は②で説明したルール・手順だけを使います。解けないときは答えを見る前に、②の該当項目へ戻ってください。
一年中高温で降水量が多い地域の気候帯は何か。
考え方・答えを見る
まず気温が一年中高い。次に降水量も多い。だから熱帯と判断する。
答え:熱帯
港の近くに工場が集まる理由を一つ答えなさい。
考え方・答えを見る
まず輸送手段を見る。次に原料と製品の移動を考える。だから港の交通条件を答える。
答え:原料や製品を船で運びやすいから。
年較差が大きく、夏は高温・冬は低温の地域の気候帯は何か。
考え方・答えを見る
まず年較差の大きさを見る。次に夏冬の気温から温帯と判断する。
答え:温帯
輸出額が最大の品目から、その国の産業の特色を一つ述べなさい。
考え方・答えを見る
まず輸出額の順位を読む。次に品目と自然・社会条件を結ぶ。だから資料の数値を根拠に記述する。
答え:資料の品目名を根拠に特色を書く
⑥ 模試・定期テストでの使い方
この単元で点を取るための使い方です。計画の全体像は得点アップの技術も併せて確認してください。
学力向上テクニック(社会)
- 用語は丸暗記で終わらせず、「なぜそうなるか」「何の結果か」の因果でつなぐ。
- 地図・統計は見出し→単位→比較対象の順。数値の大小だけで断定しない。
- 歴史は出来事の前後関係を年表で押さえ、政治・文化・対外関係を分けて整理する。
- 雨温図は気温の形と降水量の季節で気候帯を判定する。
- 産業は自然条件との因果で説明する。
全体の計画の立て方は得点アップの技術を見てから、この章の問題編へ進みましょう。
- 雨温図は気温の形と降水量の季節で気候帯を判定する。
- 産業は自然条件との因果で説明する。
- 雨温図は線と棒の凡例を先に見る。
- 産業の理由は自然条件と社会条件を分ける。
- 輸出額が大きいことと生産量が最大であることを同じにしない。
- 気候帯は一つの数字だけで決めず、気温と降水量の両方を見る。
- 用語は丸暗記で終わらせず、「なぜそうなるか」「何の結果か」の因果でつなぐ。
- 地図・統計は見出し→単位→比較対象の順。数値の大小だけで断定しない。
⑦ よくあるミス
- 雨温図の棒と線を逆に読む。
- 一つの気候だけで暮らしを断定する。
- 輸出と輸入を取り違える。
- 構成比の分母を部分の値にする。
⑧ 理解チェック
- 五つの気候帯を言える
- 雨温図を読める
- 気候と暮らしを結べる
- 産業の立地条件を言える
- 輸出入を区別できる
⑨ 問題編へ
「世界の気候・生活・産業」の②の要点が頭に入ったら、問題編で手を動かしましょう。
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