理科 第11章
火山・火成岩
要点編
マグマ・火山の形・火山岩と深成岩
まず①の図で構造を掴み、つづく②の要点本文で意味・手順・注意を読む。 ⑤の例題は、②で説明した内容だけを確認するためのものです。説明していない解法は出しません。
この章でできるようになること
- マグマの粘り気と火山の形を説明できる
- 火山岩と深成岩を区別できる
- 火成岩の生成過程を説明できる
- 斑状組織と等粒状組織を区別できる
小学校の橋渡し(必要なら開く)
- 岩石や土の観察は事実をそのまま記録する。
- 火山の噴火映像などでマグマの流れをイメージする。
① 図で構造を掴む
図の日本語ラベルで全体の関係を先に見てください。細部の意味・使い方は②の本文で説明します。

ねばいマグマは急な山、さらさらのマグマはゆるい山。

斑状は大きい結晶+石基、等粒状は粒の大きさがそろっている。
② 要点(本文)
この章の学習内容はここが本体です。例題・問題編は、ここで読んだ内容を使う練習です。
1.火山とマグマ
マグマの粘り気(粘性)が強いと、ガスが逃げにくく圧力がたまり、爆発的に噴火する。粘り気が弱いとガスが逃げやすく、マグマがなだらかに流れ出す。日本の富士山は粘り気が比較的弱いマグマの例である。粘り気と火山の形は因果で結び付ける。粘り気が強い→急な山形・爆発的、弱い→なだらか・流れやすい。粘り気の強いマグマはガスが逃げにくく、急な火山形につながる。
2.火山岩
火山岩はマグマが地表近くで急冷してできた岩石である。大きな結晶と小さな結晶が混在する斑状組織をもつ。安山岩・玄武岩などが代表例である。冷えるのが速いため大きな結晶は十分に育たず、大小の結晶が混在する。斑状組織=火山岩、と結び付けて覚える。斑状組織=火山岩、と結び付けて覚える。安山岩・玄武岩が代表例である。
3.深成岩
深成岩はマグマが地下深くでゆっくり冷えてできた岩石である。結晶の大きさがそろった等粒状組織をもつ。花崗岩などが代表例である。時間をかけて冷えるため、大きな結晶が十分に育つ。等粒状組織=深成岩、と結び付けて覚える。火山岩との違いは冷え方の速さである。花崗岩のように結晶が大きくそろっている標本は深成岩の典型である。
4.火成岩の見分け方
岩石標本では結晶の大きさと組織を観察する。斑状(大小混在)→火山岩、等粒状(大小そろい)→深成岩と判断する。冷え方の速さと結晶の大きさは反比例の関係である。急冷→小さく混在、緩慢冷却→大きくそろう。この因果を説明問題で書けるようにする。標本観察では、結晶の大きさを先に書いてから火山岩か深成岩かを判断する。
③ 公式・用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 火山岩 | 地表近くで急冷、斑状組織。 |
| 深成岩 | 地下深くでゆっくり冷却、等粒状組織。 |
| 斑状組織 | 大小さまざまな結晶が混在。 |
| 等粒状組織 | 結晶の大きさがそろっている。 |
| マグマ | 地下の高温で溶けた岩石の物質。 |
④ 解く手順
岩石観察
- 結晶の大きさを観察する
- 斑状か等粒状か判断する
- 冷え方の速さと結び付ける
火山の形の説明
- マグマの粘り気を確認する
- 粘り気が強い→爆発的・急な形
- 粘り気が弱い→なだらか・流れやすい
定期・実力テストで点にする手順
- 学校ワークを1周し、わからない問に×、あやしい問に△の印をつける
- 印の問題だけを答えを見ずに2周目する(ここが得点に直結する)
- 本アプリの⑦で条件整理・記述・複合を練習する
- ミスを知識不足/読み違い/ケアレス/時間不足に分け、対策を変える
⑤ 例題(②の確認)
各例題は②で説明したルール・手順だけを使います。解けないときは答えを見る前に、②の該当項目へ戻ってください。
地下深くでゆっくり冷えた岩石は?
考え方・答えを見る
まず地下深くでゆっくり冷えたことに注目する。次に結晶が大きく育つ深成岩の特徴に当てはめる。だから深成岩。
答え:深成岩
斑状組織の岩石は?
考え方・答えを見る
まず大小の結晶が混在する斑状組織を確認する。次に急冷でできる火山岩の特徴に当てはめる。だから火山岩。
答え:火山岩
粘り気が強いマグマの火山は?
考え方・答えを見る
まず粘り気が強いとガスが逃げにくい。次に圧力がたまり爆発的になる。だから盛り上がった形。
答え:盛り上がった形で爆発的
等粒状組織で結晶が大きい岩石は?
考え方・答えを見る
まず等粒状で結晶が大きい。次にゆっくり冷えた深成岩の特徴。だから深成岩。
答え:深成岩
⑥ 模試・定期テストでの使い方
この単元で点を取るための使い方です。計画の全体像は得点アップの技術も併せて確認してください。
学力向上テクニック(理科)
- 用語は「名前」だけでなく、実験・観察の手順と結果の理由とセットで覚える。
- 実験問題は「変えた条件」「そろえた条件」「結果」を分けて書く。
- 計算は単位をそろえてから式を立て、答えに単位をつける。
- 火山の形とマグマの粘性・色を対応させる。
- 火成岩のつくり(鉱物)を観察語で書く。
全体の計画の立て方は得点アップの技術を見てから、この章の問題編へ進みましょう。
- 火山の形とマグマの粘性・色を対応させる。
- 火成岩のつくり(鉱物)を観察語で書く。
- 結晶の大きさと冷え方の速さをセットで覚える
- 粘り気と火山の形を因果で説明する
- 斑状と等粒状は組織の名称として使う
- 岩石標本では結晶を観察してから判断する
- 用語は「名前」だけでなく、実験・観察の手順と結果の理由とセットで覚える。
- 実験問題は「変えた条件」「そろえた条件」「結果」を分けて書く。
⑦ よくあるミス
- 深成岩の結晶を小さいとする
- 粘り気が強い火山をなだらかとする
- 火山岩と深成岩を冷え方なく区別する
- 斑状と等粒状を逆にする
⑧ 理解チェック
- 火山の形を粘り気で説明できる
- 火山岩・深成岩を区別できる
- 斑状・等粒状を区別できる
- 冷え方と結晶の関係を説明できる
⑨ 問題編へ
「火山・火成岩」の②の要点が頭に入ったら、問題編で手を動かしましょう。
問題編を開く →