理科 第10章
力
要点編
3要素・質量と重さ・フック・圧力
まず①の図で構造を掴み、つづく②の要点本文で意味・手順・注意を読む。 ⑤の例題は、②で説明した内容だけを確認するためのものです。説明していない解法は出しません。
この章でできるようになること
- 力の3要素を説明できる
- 重さと質量の違いを説明できる
- フックの法則を使える
- 圧力を計算できる
小学校の橋渡し(必要なら開く)
- 比例の考え方(1倍→2倍)を思い出す。
- 重さの単位(N)と質量(kg)の違いを確認する。
① 図で構造を掴む
図の日本語ラベルで全体の関係を先に見てください。細部の意味・使い方は②の本文で説明します。

力と伸びは比例し、原点を通る直線になる。

重力と垂直抗力が同じ大きさで反対向きのときつり合う。

圧力=力÷面積。同じ力でも面積が小さいほど圧力は大きい。
② 要点(本文)
この章の学習内容はここが本体です。例題・問題編は、ここで読んだ内容を使う練習です。
1.力の3要素
力は作用点・向き・大きさの3要素で表す。図では矢印で表し、矢印の始点が作用点、矢印の向きが力の向き、矢印の長さが大きさに対応する。3要素のうち1つでも欠けると不完全な力の図になる。作用点を矢印の先端に書くのは誤りで、力がはたらく点(始点)に書く。力の大きさは矢印の長さで表し、数値と対応させて図を書く。
2.重さと質量
質量(kg)は物質の量を表し、場所が変わっても変わらない。重さ(N)は重力の大きさで、月では地球より小さくなる。中1ではg=10 N/kg を用い、重さ=質量×10(N)で計算する。質量5kgの重さは50Nである。kgとNは別の物理量であり、同じ数値に同じ単位をつけてはいけない。月面では質量は同じでも重さは地球の約1/6になる。
3.フックの法則
ばねに加える力と伸びの長さは比例する関係(伸び∝力)をフックの法則という。1Nで3cm伸びるばねは2Nで6cm伸びる。計算ではまず1Nあたり何cm伸びるか(比例定数)を求め、力の倍数を掛ける。伸びと力を反比例と取り違えない。比例定数を先に求める型を練習する。1Nで2cm伸びるなら3Nでは6cm、比例計算の型で解く。
4.圧力
圧力(Pa)=力(N)÷面積(m²)で求める。同じ力でも面積が小さいほど圧力は大きくなる。刃物の刃先、釘の先、スキーの板が広い理由などは圧力の考え方で説明できる。面積の単位はm²に注意し、cm²のまま計算しない。10N÷0.01m²=1000Paの型を練習する。10N÷0.01m²=1000Paの型を練習する。面積の単位はm²に注意する。
③ 公式・用語
| 名称 | 内容 | メモ |
|---|---|---|
| 重さ | 重さ(N) = 質量(kg) × 重力の強さ(N/kg) | — |
| フックの法則 | ばねの伸び ∝ 加えた力 | — |
| 圧力 | 圧力(Pa) = 力(N) ÷ 面積(m²) | — |
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 作用点 | 力がはたらく点。 |
| 質量 | 物質の量。kg。 |
| 重さ | 重力の大きさ。N。 |
| 比例 | 一方が増えるともう一方も同じ倍率で増える関係。 |
| 圧力 | 単位面積あたりの力。Pa。 |
④ 解く手順
比例計算
- 1Nあたりの伸び(または1単位あたり)を求める
- 何倍かを計算する
- 答えに単位をつける
圧力の計算
- 力(N)と面積(m²)を確認する
- 圧力=力÷面積を計算する
- Paの単位をつける
定期・実力テストで点にする手順
- 学校ワークを1周し、わからない問に×、あやしい問に△の印をつける
- 印の問題だけを答えを見ずに2周目する(ここが得点に直結する)
- 本アプリの⑦で条件整理・記述・複合を練習する
- ミスを知識不足/読み違い/ケアレス/時間不足に分け、対策を変える
⑤ 例題(②の確認)
各例題は②で説明したルール・手順だけを使います。解けないときは答えを見る前に、②の該当項目へ戻ってください。
1Nで3cm伸びるばねに2Nで?
考え方・答えを見る
まずばねの伸びは力に比例する。次に力が1Nから2Nの2倍なので伸びも3×2。だから6cm。
答え:6 cm
質量5kgの重さは?(g=10N/kg)
考え方・答えを見る
まず重さ=質量×g。次に5×10=50。だから50N。
答え:50 N
10Nの力を0.01m²に作用させる圧力は?
考え方・答えを見る
まず圧力=力÷面積。次に10÷0.01=1000。だから1000Pa。
答え:1000 Pa
1Nで2cm伸びるばねに5Nで伸びは?
考え方・答えを見る
まず1Nあたり2cm。次に5×2=10。だから10cm。
答え:10 cm
⑥ 模試・定期テストでの使い方
この単元で点を取るための使い方です。計画の全体像は得点アップの技術も併せて確認してください。
学力向上テクニック(理科)
- 用語は「名前」だけでなく、実験・観察の手順と結果の理由とセットで覚える。
- 実験問題は「変えた条件」「そろえた条件」「結果」を分けて書く。
- 計算は単位をそろえてから式を立て、答えに単位をつける。
- 力は矢印(向き・大きさ・作用点)。ばねは比例の式。
- 圧力は力÷面積。単位に注意。
全体の計画の立て方は得点アップの技術を見てから、この章の問題編へ進みましょう。
- 力は矢印(向き・大きさ・作用点)。ばねは比例の式。
- 圧力は力÷面積。単位に注意。
- Nとkgを混同しない
- フックの法則は比例定数を先に求める
- 圧力は面積の単位(m²)に注意する
- 力の図では矢印の3要素を確認する
- 用語は「名前」だけでなく、実験・観察の手順と結果の理由とセットで覚える。
- 実験問題は「変えた条件」「そろえた条件」「結果」を分けて書く。
⑦ よくあるミス
- 圧力で面積を掛ける
- 質量と重さを同じ単位で扱う
- 伸びと力を反比例とする
- 作用点を矢印の先端に書く
⑧ 理解チェック
- 3要素を言える
- 重さと質量を区別できる
- フックの法則を計算できる
- 圧力を計算できる
⑨ 問題編へ
「力」の②の要点が頭に入ったら、問題編で手を動かしましょう。
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