理科 第5章
実戦・総合
解説編
中1理科の横断演習
① 導入
この解説編では、問題編のすべての問題について途中式を省略せず解説します。単元をまたいで同じ「比例」の考え方が使われていることを確認しましょう。間違えた問題は、単元名を確認してから該当する章の解説に戻れば大丈夫です。
② 基本概念
問題編の基本概念を参照してください。生物・物質・物理・地学の各単元の要点編に戻って、忘れている用語がないか確認しましょう。
③ 図解
問題編の図解を参照してください。4単元の計算式はすべて「何かが何かに比例する」という形にまとめられます。
④ 例題 解説
例1 【生物】顕微鏡の倍率
10×10=100倍
例2 【物質】密度
40÷20=2 g/cm³
例3 【物理】質量300gの重さ
0.3kg×10=3 N
例4 【地学】初期微動継続時間
16秒-10秒=6秒
⑤ 基本問題 解説
1 【小学校の復習】質量の単位
答え:g(グラム)(a)。cmは長さ、℃は温度の単位である。
2 【小学校の復習】砂糖の状態
答え:固体(a)。粉末や粒であっても、決まった形を保っているものは固体である。
3 光合成で取り入れる気体
答え:二酸化炭素
4 有機物の選択
炭素を含み燃えるとCO₂と水ができるのはろう。答え:b
5 ばねの伸びの法則
答え:フックの法則
6 年代を知る化石
答え:示準化石
7 単子葉類の根
答え:ひげ根
8 気体の集め方
答え:上方置換法。水に溶けやすく空気より軽いアンモニアなどで使う。
⑥ 標準問題 解説
9 視野の直径と倍率
倍率×視野の直径は一定。20×0.5=40×x
10=40x x=0.25 mm
10 食塩水の濃度
溶液の質量=90+10=100g。10÷100×100=10%
11 ばねの伸び
2Nで5cmなので、1Nあたり2.5cm。7Nでは2.5×7=17.5 cm
12 震源距離の比例
4秒:32km=6秒:x km
1秒あたりの距離=32÷4=8km。x=8×6=48 km
⑦ 応用・実力テスト形式 解説
13 裸子植物の例
答え:マツ(スギ、イチョウなども可)
14 金属の密度
27÷10=2.7g/cm³。アルミニウムの密度(約2.7g/cm³)と一致するので、アルミニウムと考えられる。
15 圧力の計算
36÷0.12=300 Pa
16 初期微動継続時間
9時15分11秒-9時15分03秒=8秒
17 密度・圧力の複合問題
(1) 密度=質量÷体積=540÷200=2.7 g/cm³
(2) 質量540g=5.4N(100gを1Nとする)。面Xの面積40cm²をm²に直すと0.004m²。 圧力=力÷面積=5.4÷0.004=1350 Pa
(3) 面Yの面積10cm²=0.001m²。圧力=5.4÷0.001=5400 Pa。 面Xと面Yは同じ質量(同じ重さ)でも、接触面積が40cm²から10cm²へ小さくなったため、圧力は約4倍に増えている。
答え:同じ物体・同じ重さでも、台に接触する面積が小さくなるほど、1cm²あたりにかかる力(圧力)は大きくなる。
18 【物質×計算・考察】気体発生量の実験
(1) 石灰石1.0g→気体0.44g、2.0g→0.88g、3.0g→1.32gと、石灰石の質量を2倍・3倍にすると気体の質量も2倍・3倍になっている。
答え:a(比例している)
(2) うすい塩酸50cm³は決まった量しか反応できる相手(石灰石)を溶かせない。石灰石が4.0g・5.0gと増えても、 反応に使えるうすい塩酸がすでに使い切られているため、それ以上気体は増えない。
答え:うすい塩酸50cm³がすべて反応し終えており、それ以上石灰石を加えても反応できる塩酸が残っていないため。
(3) 比例の関係(石灰石1.0gにつき気体0.44g)が保たれるのは、気体が1.54gに達するところまで。 1.54÷0.44=3.5g
⑧ 確認テスト 解説
1 胚珠がむき出しの植物
答え:裸子植物
2 沸点の差を利用した分離
答え:蒸留
3 重さの単位
答え:N
4 震源の真上の地表の地点
答え:震央
5 光合成の材料
答え:水、二酸化炭素(酸素は生成物なので誤り)
⑨ 完全解説
以上が第5章の全問題の解説です。理科の学習はここで一区切りです。間違えた単元があれば、該当する章の要点編・問題編に戻って、根拠を説明できるまで解き直しましょう。
植物・生物の基本、物質のすがた、光・音・力、大地の変化の4単元は、中2・中3で学ぶ内容の土台になります。用語だけでなく、観察・実験の結果から根拠を説明する力を大切にしてください。