理科 第8章
光
要点編
反射・屈折・凸レンズ
まず①の図で構造を掴み、つづく②の要点本文で意味・手順・注意を読む。 ⑤の例題は、②で説明した内容だけを確認するためのものです。説明していない解法は出しません。
この章でできるようになること
- 反射の法則を使える
- 屈折の向きを説明できる
- 実像・虚像を区別できる
- 凸レンズの像の作り方を説明できる
小学校の橋渡し(必要なら開く)
- 光は直進する、という小学校の基本を確認する。
- 長さの単位(cm)と角度(°)の意味を確認する。
① 図で構造を掴む
図の日本語ラベルで全体の関係を先に見てください。細部の意味・使い方は②の本文で説明します。

入射角と反射角は、法線を基準に測った角で等しい。

密度が大きい物質に入ると、光は法線に近づく方向へ曲がる。

焦点の外側に物体があると、反対側に倒立の実像ができる。
② 要点(本文)
この章の学習内容はここが本体です。例題・問題編は、ここで読んだ内容を使う練習です。
1.反射
光が鏡や水面などの面で跳ね返る現象を反射という。入射角と反射角は等しく、どちらも法線(界面に垂直な線)とのなす角で測る。面とのなす角ではない点が試験で問われる。図問題では界面に法線を先に引き、入射光線・反射光線・法線の3つをそろえて角度を読む。入射角=反射角は法線基準である。入射角=反射角は法線基準である。面とのなす角で測るのは誤りである。
2.屈折
光が媒質の境界(空気と水など)を通過するとき、進路が変わる現象を屈折という。空気から水へ入る光は法線に近づく(屈折角<入射角)。水から空気へ出る光は法線から遠ざかる(屈折角>入射角)。進む向きの変化を「法線に近づく/遠ざかる」で説明する。空気→水と水→空気で向きが逆になる。空気→水と水→空気で向きが逆になる。図問題では法線を先に引く。
3.凸レンズと実像
凸レンズの焦点より外側に物体があると、スクリーンに倒立の実像ができる。実像は光が実際に集まってできる像で、スクリーンに写せる。映画館のスクリーンに映る像や、カメラのフィルムに結像する像が実像の代表例である。物体と焦点の距離が遠いほど、像は小さくなる傾向がある。実像は倒立である点と、スクリーンに写せる点をセットで覚える。
4.虚像
凸レンズの焦点より内側に物体があると、レンズ越しに正立で大きい虚像が見える。虚像は光が実際には集まっておらず、レンズ越しに見える像である。スクリーンには写せない。ルーペは焦点より内側に物体を置くことで、正立拡大の虚像を利用している。実像(倒立・スクリーン)と虚像(正立・レンズ越し)を混同しない。ルーペで正立拡大の像が見えるのは、物体が焦点より内側にあるからである。
③ 公式・用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 入射角 | 法線と入射光線のなす角。 |
| 反射角 | 法線と反射光線のなす角。 |
| 法線 | 界面に垂直な線。 |
| 実像 | スクリーンにできる倒立の像。 |
| 虚像 | レンズ越しに見える正立の像。 |
④ 解く手順
反射の確認
- 界面に法線を引く
- 入射角と反射角を測る
- 入射角=反射角か確認する
凸レンズの像
- 物体と焦点の位置関係を確認する
- 焦点より外→倒立実像、内→正立虚像
- 実像はスクリーン、虚像はレンズ越し
定期・実力テストで点にする手順
- 学校ワークを1周し、わからない問に×、あやしい問に△の印をつける
- 印の問題だけを答えを見ずに2周目する(ここが得点に直結する)
- 本アプリの⑦で条件整理・記述・複合を練習する
- ミスを知識不足/読み違い/ケアレス/時間不足に分け、対策を変える
⑤ 例題(②の確認)
各例題は②で説明したルール・手順だけを使います。解けないときは答えを見る前に、②の該当項目へ戻ってください。
入射角30°の反射角は?
考え方・答えを見る
まず反射の法則で反射角=入射角。次に入射角30°を当てはめる。だから反射角は30°。
答え:30°
空気から水へ入る光は法線に近づくか?
考え方・答えを見る
まず空気→水の屈折を確認する。次に屈折角<入射角なので法線に近づく。だから近づく。
答え:近づく
焦点より内側の物体をルーペで見た像は?
考え方・答えを見る
まず物体が焦点より内側。次にこの位置では正立で大きい虚像。だから正立の虚像。
答え:正立の虚像
凸レンズの焦点より遠くの物体の像は?
考え方・答えを見る
まず物体が焦点より外側。次にスクリーンに倒立の実像ができる。だから倒立の実像。
答え:倒立の実像
⑥ 模試・定期テストでの使い方
この単元で点を取るための使い方です。計画の全体像は得点アップの技術も併せて確認してください。
学力向上テクニック(理科)
- 用語は「名前」だけでなく、実験・観察の手順と結果の理由とセットで覚える。
- 実験問題は「変えた条件」「そろえた条件」「結果」を分けて書く。
- 計算は単位をそろえてから式を立て、答えに単位をつける。
- 反射・屈折は入射角と線を図に残す。
- 凸レンズは物体の位置と像の関係を表で整理。
全体の計画の立て方は得点アップの技術を見てから、この章の問題編へ進みましょう。
- 反射・屈折は入射角と線を図に残す。
- 凸レンズは物体の位置と像の関係を表で整理。
- 角度は法線基準で測る
- 空気→水と水→空気で屈折の向きが逆になる
- 実像と虚像は焦点の内外で決まる
- 図問題では法線を先に引く
- 用語は「名前」だけでなく、実験・観察の手順と結果の理由とセットで覚える。
- 実験問題は「変えた条件」「そろえた条件」「結果」を分けて書く。
⑦ よくあるミス
- 空気→水で屈折角を大きくする
- 実像をレンズ越しに見るとする
- 反射角を面とのなす角で測る
- 焦点上の物体の像を混乱する
⑧ 理解チェック
- 反射の法則を使える
- 屈折の向きを説明できる
- 実像・虚像を区別できる
- 凸レンズの像の位置を説明できる
⑨ 問題編へ
「光」の②の要点が頭に入ったら、問題編で手を動かしましょう。
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