最終巻
5教科ミニ総合
問題編
中1範囲オリジナル総合演習(過去問転載なし)
① 導入
この章は、数学・英語・理科・社会・国語の5教科を横断して復習するオリジナルのミニ総合演習です。 中学1年で学ぶ内容を土台に、新しく作成した問題だけを収録しています。 特定の学校の過去問を転載したものではなく、他校・他資料への案内も行いません。
目的は「点数を競うこと」ではなく、5教科それぞれの基本が今どのくらい定着しているかを自分で確認することです。 分からない問題があれば、解説編に戻って該当する考え方を確認しましょう。
数学15分/英語15分/理科15分/社会15分/国語20分(合計およそ80分)を目安に、 休憩を挟みながら自分のペースで進めてください。時間はあくまで目安であり、厳密に区切る必要はありません。
「わからない」と感じる問題があっても大丈夫です。⑤の最初の2問は、小学校で習った計算・読み取りの確認だけです。 そこから少しずつ中学1年の内容につなげていきます。
② 基本概念
各教科の主要チェックポイントを、取り組む前にもう一度確認しておきましょう。
数学
- 正負の数の計算、文字式の作り方、1次方程式の解き方(等式の両辺を同じように変形する)
- 比例(y=kx)・反比例(y=k/x)の考え方
- 資料の活用:平均値・中央値(データを小さい順に並べたときの真ん中の値)
英語
- be動詞・一般動詞・疑問文の基本、現在進行形(be+~ing)、can(〜できる)
- 短い対話文・説明文を読んで、内容を正しく読み取る力
理科
- 光・音・力:音の伝わる速さ、力のはたらき
- 植物の体のはたらき:光合成の材料と生成物
- 物質のすがた:状態変化(固体・液体・気体の変化)の名前
社会
- 世界と日本の姿:緯度・経度、標準時子午線
- 歴史(古代〜中世):飛鳥時代〜鎌倉時代の重要な出来事・人物
- 資料の読み取り:表やグラフから数値の違いを正確に読む
国語
- 説明文:筆者の主張と、それを支える根拠を区別して読む
- 漢字の読み書き、文法(動詞・文の成分の基本)
- 自分の考えを短くまとめて書く(作文の基本)
③ 図解
この章の構成
④ 例題(ウォームアップ) ─ 数学・英語
⑤ 数学・英語(基本問題) ─ 文字式/方程式/資料の活用・can/短文読解
⑥ 理科・社会(標準問題) ─ 音・光合成/資料読み取り・歴史
⑦ 応用・実力テスト形式 ─ 国語+教科をまたぐ復習
⑧ 確認テスト ─ 5教科まとめ(1問ずつ)
光合成のイメージ
光
↓
二酸化炭素 + 水 ─(葉緑体で光合成)→ デンプン(栄養分) + 酸素
④ 例題(ウォームアップ)
【数学】yはxに比例し、x=2のときy=8である。x=5のときのyの値を求めよ。
【英語】次の文の( )に入る最も適切な語を選べ。
This is my sister. ( ) is a junior high school student.
⑤ 数学・英語
最初の2問は小学校の復習です。ここから始めて、少しずつ中学1年の内容に進みます。
【小学校の復習】270円のノートを3冊買った。代金の合計は何円か。
【小学校の復習】次の英単語を、日本語の意味に合うように選びなさい。「犬」
【数学】1本80円のペンを何本かと、1個120円の消しゴムを2個買ったところ、合計560円だった。 ペンを買った本数を x として方程式をつくり、x の値を求めよ。
答え(本):
【数学】ある小テストで5人の得点が 68点, 72点, 80点, 55点, 75点 だった。
(1) この5人の得点の平均値を求めよ。
(2) 得点を小さい順に並べたときの中央値(メジアン)を求めよ。
【英語】次の文の( )に入る最も適切な語を選べ。
My brother ( ) play the guitar very well.
【英語・短い対話文】
A: What time do you usually get up on weekdays?
B: I usually get up at six thirty. I walk my dog before breakfast.
A: Wow, that's early! Do you walk your dog every day?
B: Yes, I do. It's my favorite time of the day.
本文の内容として正しいものを選べ。
⑥ 理科・社会
【理科】花火が光ってから3秒後に、その音が聞こえた。音が空気中を伝わる速さを秒速340mとすると、 花火から観測者までの距離は何mか。
答え(m):
【理科】植物が光合成を行うときに材料として取り入れる物質を2つ、日本語で答えよ。
また、光合成によってつくられる主な栄養分(有機物)は何か。
【社会・資料】3地方の年平均気温・年間降水量(学習用の目安値)
| 地方 | 年平均気温 | 年間降水量 |
|---|---|---|
| 北海道地方 | 9℃ | 1150mm |
| 関東地方 | 15℃ | 1600mm |
| 九州地方 | 17℃ | 2000mm |
(1) 表の中で、年間降水量が最も多い地方はどこか。
(2) 関東地方と北海道地方の年平均気温の差は何℃か。
【社会】聖徳太子が607年ごろに定めたとされる、役人の心構えを示した法を何というか。
⑦ 応用・実力テスト形式
ここでは国語の読解・漢字・文法に取り組んだあと、社会の資料を使った教科横断の復習を1問行います。
【国語・説明文】
防災訓練は、いざというときに落ち着いて動くための練習である。訓練の日だけ真剣に取り組んでも、 日頃の準備がなければ効果は薄い。たとえば、避難経路をあらかじめ確認しておけば、暗い中でも迷わず動ける。 つまり、訓練の効果を発揮させるためには、日常の中で小さな準備を積み重ねることが欠かせないのである。
【国語】この文章で筆者が最も伝えたいことを、40字以内でまとめよ。
【国語・漢字】次の漢字の読みをひらがなで書きなさい。
(1) 訓練
(2) 必要
(3) 次のひらがなを漢字に直しなさい。「しゅうかん」
【国語・文法】次の文から、動詞をすべて抜き出しなさい(文中の形のまま)。
彼は毎朝六時に起きて、公園を走る。
【教科をまたぐ復習:社会×数学】⑥の問7の資料をもう一度使う。九州地方の年間降水量(2000mm)は、 北海道地方の年間降水量(1150mm)の何倍か。小数第2位まで求めよ。
答え(倍):
【理科×英語】実験メモ(英語で書かれたメモ)
We put a plant in a dark room for one day. Then we covered half of one leaf with foil and put the plant in sunlight for three hours. After that, we tested the leaf with iodine solution. The covered half did not change color, but the uncovered half turned dark blue.
【理科×英語】上の実験メモについて、(1)〜(3)に答えなさい。
(1) 実験の手順を、日本語で2文程度に要約しなさい。
(2) ヨウ素液の検査で、覆った部分と覆わなかった部分の結果はそれぞれどうなったか、英文を根拠に日本語で答えなさい。
(3) この実験で、葉の半分だけをアルミホイルで覆う理由を、「対照実験」の語を用いて40字程度で説明しなさい。
⑦は定期テスト後半相当(複合・記述)。外部は物差しのみ。
【社会×数学:時差の計算】3都市の経度(学習用の目安値)
都市 経度
明石市(日本) 東経135度
ロンドン 経度0度(本初子午線)
ニューヨーク 西経75度
(経度15度につき1時間の時差が生じるものとする)
【教科をまたぐ復習:社会×数学】上の表について、(1)〜(3)に答えなさい。
(1) 明石市とロンドンの経度差は何度か。
(2) 経度15度で1時間の時差が生じるとすると、明石市とロンドンの時差は何時間か。
答え(時間):
(3) 明石市とニューヨークの経度差は何度か。また、その時差は何時間か。(2)と同じ考え方で計算しなさい。
時差(時間):
⑧ 確認テスト
5教科から1問ずつ、合計5問です。時間を気にせず、最後の仕上げとして取り組みましょう。
【数学】三角形の内角のうち2つが42°と65°であるとき、残りの1つの内角は何度か。
【英語】次の日本文を英語にしなさい。
「私は毎週土曜日にサッカーをします。」
【理科】水は0℃で氷に変わる。この状態変化を何というか。
【社会】日本の標準時を決めるもとになる経度は、東経何度か。
【国語】「がんばったこと」をテーマに、40〜60字程度で一文または二文の文章を書きなさい。
⑨ 完全解説
すべての問題の解答・解説は解説編を参照してください。間違えた教科があれば、該当する章に戻って基本から復習しましょう。
この演習は点数を出して終わりにするものではありません。弱かった教科・単元を1つ選び、次に何を復習するかを決めてから終えましょう。